國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

誕生日

誕生日とかってゆうと1日緊張して過ごすことになる。
ハッピィ・バースデイって自分に何度も呼び掛ける。
あとはそう、なんかイイコトしなきゃって思い詰めてしまう。
(美味しいケーキ買わなきゃ、でも近所じゃ売ってない、ところざわ行かなきゃ。ムッシュM。
今日は行けない、行くのが面倒、疲れてるし、だからまた近いうちに。)
もちろん大概はなんのおもしろみもない、構えてる分こころに引っかき傷でも出来易く、気にもしやすく、
夜になるととりとめなくこうしている。中途半端。そんなもんか。
ただいつも思うことは二十歳の誕生日に殆ど死にたいような気持ちだったことで、
あれを思ったらなんとまあノンビリとその日を迎え過ごしているだろう、いまは、ってことだ。
今日だってひとり寝は淋しいが、なんだか特にひどいこともなく、特にいいこともないから淋しいって程度。
いまは不満と不安は数々あっても、けして追い詰められてるような気分じゃあないしね。ぜんぜん。
時折淋しいのはまあそんなもんで、あたりまえすぎて、大体がそもそもが感傷的、退嬰的、
過去を想ってばかりの毎日。過ぎたことはみんな切ないだけ。
ここからならば安全で、まるで映画を観ているのと変わりないから。
思い出さないことは憶えておらず、思い返すことはいつもおんなじで、記憶は年中新たにされる。

  • 誕生日を機にこれからは下ネタは口に出さないことにしよう。
    その代わりお口に出して!飲んじゃう!
    クリトリスの煮込み。キンタマの唐揚げ。