ジョゼと虎と魚たち

好感の持てるいい映画でした。(←「まあまあだったね」とかそういうつもりじゃなく、
なんつうかニュアンスを理解して欲しいが、おれには今現在伝える手立てがない。)
あとまあ、ひとりで観た方がいいかもな。あるいは同性のともだちと。
おれはともだちと行ったんだが、2度目の彼曰く、以前彼女とこれ観たら、観終わった後気まずかったらしい。
いや、いろいろとな。思い出したりな。微妙な気持ちになるしな。
ひとりだとまだ感慨に耽ってりゃ済むんだが。恋人同士だとちょっとな。
《 カップルで観に行ったら、ちょっと微妙な空気になったりするかも。》(bdfd→id:pippi
※ 自分で観るまで人の感想は見ないようにしてたが、さきほど見たらやはり「微妙な空気」云々と。ううむ。やはり。
人はああして大人になるわけだよ。池脇も妻夫木もな。月並みな感想だがな。まあな。
全編東京ロケなのにまったく大阪だとばかり思って観てたョ。騙された。うれP。
ちなみにぼくのおかあさんは田辺聖子のファンなのですが、どうなんでしょう、この映画。
映画といえばそういや「ほえる犬は噛まない」の感想が書きたいなあ。書き損なったが。時期を逸した。
おれとしては今年観た映画で一番よかったもん。あれが。
単に偶然だが、「藍色夏恋」と「blue」、そして「ほえる犬〜」は3本共、女友達2人が描かれている。
もちろん「ほえる犬〜」のそれが一番よかった。素晴らしかった。
そしてまた偶然だが、いや、よくありがちなシーンではあるので、
だからこそ、「ほえる犬〜」が際立っているのがハッキリとわかるんだが、
藍色夏恋」にも「ほえる犬〜」にもラジオかなんかの音楽に合わせて女の子が踊るシーンがある。
ある種、この手の映画の定番のような気がする。よく見かけるような。統計は取ってないので、ともかく気がするが。
で。「ほえる犬〜」、ほんとにほんとによかった。彼女のダンスは。
ちょっとダンスのキレが良すぎる気もしたが、結局それがまたよかった、
映画はありきたりの詰め合わせでいいんだ。ただそこに感動があるかどうかってことだ。
果たして「ほえる犬は噛まない」のダンスには感動があった。「藍色夏恋」にそれはなかった。
「blue」ほどヒドくはなかったが、「藍色夏恋」もまた無感動を誘うつくりで、それが気になってしまった。
カットを割ってアップを入れて編集すると映画はともするとダサくなる。
しかし、そうせずに常にカメラが冷ややかになってしまうとなおいけない。
但し、一見するとオシャレになる。でも熱さが足りない。あまりに足りない。
肝心のモノをどこかに置き忘れてきたみたいになってしまう。
藍色夏恋」はわるい映画じゃなかった。けど、観てるとつい、冷めた気持ちになってしまう。
それにあと、「藍色夏恋」は最近の日本映画みたいだった。どっかで観たような、それ。
こういうのって、どうしておんなじような感じになってしまうんだろう。
若い女の子の話をフィルムに収めようとすると、どうしてお行儀よくなってしまうのだろう?
その実、下品だったりする。(「blue」でグラスがテーブルに置かれる時の音)
キャメラは常に驚きを持って登場人物を迎えなければならない。
わかった風な口を利いちゃいけないのだ。