國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

ベストヒットUSA

エミネムって全然ヒップホップに聞こえないんだよな。いつも。なんかアナクロなロックに聞こえる。
ほんで彼のPVは結構おもしろい。けどそのおもしろさ、発想のあり方ってロックのそれでもある。
自意識、問題意識、芸術意識があるゆえのおもしろさ、っつうか。
ヒップホップのPVというとおねえちゃんがいっぱい出て来て、ゴージャスな車に乗ってたり
ってのが定番だけど、それ以上に画面の感触、編集の滑らかさとかがいつもいっしょ。そういう印象。
「女と車」は毎度でも構わないが、PV自体の余りの洗練は結果印象に残らない。
洗練され過ぎで脱臭漂白されちまってて、キレイゴトに過ぎてあんましおもしろくない。
ヒップホップのPVってだけじゃなく、J-POPでも映画でも服でもなんでも昔は今からすれば泥臭い、
野暮ったいものが多くて、もっとどうにかなんねえかなあ、って思ってたもんだけど、
いざこうしてあれもこれも洗練されてしまうと案外につまんないもんだ。
往時の垢抜けなさがむしろいい味出してて、今からすれば
好ましかったりするんだからわからんもんだ。
アッシャーの"Yeah !"って曲はともかくPVの出来がなんかダサいなあと思ったら本人が監督してるらしい。
上記した説からするとその素人っぽさが味わい深いような気がしてきた。
ブリちゃんの「Toxic」は全くの名曲ですな。いい曲ですな。ほんとに。
チンギーってこうしてチラチラ見てるといいんだけど、いざアルバムとかだと
ちょっと飽きちゃいそうな気もする。試してみないとわかんないけどさ。
前回のシングル"Holidae Inn"とか結構好きだったが。大して聞いたわけじゃないけど。
ゲストで出てたノディーシャの"That's Crazy"もよかった。
それで彼女、誰か(日本の芸能人?)に似てるんだけど、思い出せない。該当人物が。
マルーン5の"This Love"はいい曲だし、いいバンドだと思うけど、おれはもうロックは
間に合ってるので、どこか他人事だ。
ロックに関してはもう新しいのんが必要ないんだよな。おれには。
ロックが欲しくなったらザ・フーでもピンク・フロイドでも、なんか聞く。
それで事足りてしまう。いまのおれには。つうか思い入れがないとロックは聞けない。そもそも。
今週は放映がなかったけど、Nick Cannon Featuring R. Kellyの"Gigolo"は妙に耳につく。
曲自体は凄く古臭い、なんか50年代のドゥーワップみたい(?)なのに、まったくに今風に
テクノ仕立てのヒップホップになってて、その加減がなんとも気になる。
87年のヒット曲アトランティック・スターの「オールウェイズ」っていい曲だったなあ。
そこらへんの時期は知らない曲が多くていまさらに知る。
イーモンの"Fuck it"もロングヒットだが、結構気になる。よいバラードだと思うわ。
以上、気の利かない感想をちょいと並べてみた。
おしゃべりがしたかったんだよ。