國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

松本清張

昨日は「あらかじめ失われた恋人たちよ」じゃなく、もう1本借りた「ゼロの焦点」
(昔からこのタイトルの意味がわからない。というか松本清張の小説の題ってわかんないのが多い。
「眼の壁」とか「時間の習俗」とか「内海の輪」とかなんだとかかんだとか)、
監督は野村芳太郎、ちょっと観とくかと思ったらこれが面白い。最後まで観ちゃった。
例の崖っぷちでの告白、これが長いんだ。まだ時間で云って半分ほどのところでもう崖っぷちに
行っちゃうから、あら、もう終わりなのかしら?と思いきや、そっからが長いのだった。
もっと具体的に感想書いてもみたいが、今は落ち着かないので後回し。
ま、アイディアが浮かべば、の話だが。とりあえず一個だけ。芥川也寸志の音楽、ダセぇ。
つうか、こんな昔っから野村芳太郎と組んでたんだ。「砂の器」の以前に。