國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

桃井かおり

と、以上3本の前に「疑惑」(原作:松本清張、監督:野村芳太郎)も観たんだった。
これもまあ女の話だが、おんなじ野村芳太郎にしても先だって観た「ゼロの焦点」(61年)、
「張込み」(58年)、いやもう少し現在に近い70年の作品「影の車」に比べてもだいぶん落ちる、
というかなんかえらくダメになっている。(但し、それでもおれにはなにかとおもしろかったりは
するんだけど、それはまた別の話、いまは出来不出来について)で、どこがどうダメとか書く
つもりだったけど、なんか忘れちゃった。思い出すのが面倒くさい。ねむくなっちゃった。
(上記の4本にしても、最近だと「内海の輪」にしても、その他なんにしても、映画観て、どこが
どうだったかいちいち書きたいつもりもあるけれど、こうして時が過ぎてゆく。幾ら言っても
言い足りない。別に映画の良し悪しに関わらず。)
桃井かおりって、でもこの映画のイメージとかだよなあ。おれくらいの歳だと。
なんか蓮っ葉で、メンドくさげに喋ってる。よくモノマネされてた感じ。
最近じゃすっかりお母さん役やってたり、モビットしてたり、SK-Ⅱしてたり。
なんかいい人みたいなんだもん。まるきり。
そんなのは桃井かおりじゃない!