國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

風俗描写

63年64年65年66年67年68年69年
以上JMDBから各年度の作品を挙げてみました。とりあえず。
そのうち気が向いたらどこいらへんから新宿が出て来そうかとか考えるよすがにしてみたい。
あとそうだ、いつから乳首が出るようになったのかってのも気になるな。
こう、映画を、特に邦画を風俗描写の面から研究してる人っていないのかなあ。
着てるもんとかヘアスタイルとか家屋やらなにやらをもっぱらに気にした研究。
ああそうだ。「若大将」シリーズ、あれはちょっとキッカケにもなるかも。
まず加山雄三の髪型は割りにスクエアだ。当時とすれば長髪に分類されてたかも知れないけど。
あぁそうか。男子の長髪、ってのもミソだな。
そんで若大将だけど、エレキを弾くよね。当然。でも「エレキ」なんだ。「ロック」とは微妙に違う。
そうすると「ロック」バンドみたいのが出て来るのはいつぐらいかってのもあるな。
ええと。若大将。ジーンズも履いたりしてそうな気もする。でもお坊ちゃま風で、カーディガンくらいは
着てて、くだけたとこまでは行かないよね。加山雄三以外の脇役にしても。
ああ。あとTシャツか。これはでも70年代に入ってからだろうな。日本だと。
おれが特に気になるのは風俗の変革期、高度成長の開始あたり。
id:gotanda6さんのテーマでもある新宿とディスコ(らしきもの)が出て来るあたりはやっぱりミソか。
中島貞夫「893愚連隊」(66年)には若者が音楽に合わせて踊ってる、みたいな店が出て来て、
もちろんそれ以前からトッポイ学生の主催するダンパってのはあったんだろうけど、
そういうのは、でもなんてえか、ロックとかそういう類の音楽に合わせて若者が踊る店ってのとは違うし、
その点「893」だとどこかディスコを感じさせるものがあったような気もしたり。
あとはやっぱり新宿の登場をなんとか発見したい所存。
ああ。あと女性のファッションてことで云うと、どこに着眼したらいいんだろう。うむむ。
「ジャズ喫茶」から「ディスコ(ゴーゴー喫茶)」へ。GS。
「青春ア・ゴーゴー」、観てえ。
別に関係ないが「インディレース 爆走」、観てえ。
勅使河原宏ってこんな映画も撮ってたんだ。ナレーション、小沢昭一だよ。しかも。観てえ。