國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

幻の湖

よく「珈琲時光」を表現するのに「淡々としている」って言い方があるけど、「幻の湖」こそ、
ほんとになにも起こらず淡々としている映画だ。しかもその「淡々と」が狂気の域にまで達している。