國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

『黒革の手帖』

「わたしは謝罪もしないし、反省もしない!」
いやぁ、いいなあ。「黒革の手帖」。
今日の昼間、初回の再放送を見る機会があって、ちらちらと見てたらおもしろげで、
さっきやってた第二回放送を見てた。いやあおもしろい。脚本、女の人なんだ。女性の脚本家の方が
セリフとかが大体いい感じ、というかシックリ来るっつうか、男となんかやっぱ違う。
米倉涼子って、つまらんなあ、関心持てないなあとか思ってたんだけど、昨日の「愛のエプロン」と
今日のこれでなんか見直した。キャラが立ってていいわ。これからは贔屓することにした。
松本清張サイコー。大人の世界。この世は色とカネ。これだな。やっぱ。
室井滋演じる婦長が20年間も小林稔侍の院長の下で愛人兼ねて働いてるのに、月給が28万円、
てのがなんともリアルで切ねえ。少なからず、多からず。まして愛人なのに。住んでるアパートもよかったなあ。
ある程度の年齢で独身で婦長やってるような人が住んでそうな感じ。ちょっと地味でな。28万円だしな。
(ちなみにおれの収入はそれに倍して低いがそれはまた別の話。)