國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

水木しげる

『大(Oh!)水木しげる展』、行って来ました。
開催場所の江戸東京博物館は行くのは初めて、思ってたよりもずっとずっとデカイ建造物でクリビツテンギョウ。
ものすっごい広い広いテラスとかあるんだゼ。で、両国にそれはあるんだけど、両国なんて通り過ぎたことは
あるかも知んないけど、新小岩に親戚がいるし、行くのは初めてかも。あ。そうだ。隅田川下りをした事が
あるんだ。2回ほど。そん時にもきっと通り過ぎたね。またお船に乗って下ってみたいわ。
いつか。女の子がいっしょならね。ええと。なんだっけ。両国だ。両国。あそこらへんはしかし、
でっかいビルばっかしなのな。いつぐらいからあんな感じなのかなあ。20年とかそんくらいかねえ。
たぶん。知らないけど。
帰りはせっかくなので隅田川でも見とくべと思い、少しそちらへ行ってみた。
河岸はきれいに整地され、遊歩道になっており、ホームレスの住居が並んでいた。
でもなんか、そこもちょっときれい過ぎて情緒はないんだけどな。
風景はちょっと味気なかったな。そして太陽が眩しかった。
水木先生がまだ売れる以前、30歳代くらいの時の絵はなんとも悲しげで、ちょっと胸を衝かれた。
飾ってあるマンガの説明で1964年に新宿ステーションビル(現・マイシティー)が出来、
京王デパートも開業と書いてあるのがあり、それ見て、新宿が60年代に銀座を蹴落とし
盛り場の象徴になった一端を掴んだような気がした。
(そしてまたその頃から郊外のベッドタウン化が盛んにもなって来たに違いない。)