國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

日記

昨日のつづき。お出掛け通信。
ジュンク堂行く前、池袋は東武、目の前に養老の滝ビルが見えるあたり、そこにある植込みのところに
座ってぼんやりしていたこととか、両国に大江戸線で着いて、でもJRの両国駅の方まで行き、
駅前のBecker'sでなんとかセット食いながら、前に座ってるベージュのスーツの女の子がただそこで
ぼんやりしていて、でも格好から判断するに仕事中(?)かなにかの筈なので、一体そこで
なにをしてるんだろう、こんなとこになんでいるんだろう、営業途上のサボリかなんか?とか疑問に思い、
一体彼女が何歳でなんでここにいて、いまぼんやりしながらなに考えてんのか、彼氏はいるのか、
どこらへんに住んでるのか、喋るとどんな声なのか、会社じゃどんな風なのか、大体なんの会社なのか、
あれ、なぜかカバン、少し大きめのそれを足元に、つまりは床にじか置きしてちょうど脚にカバンが
引っ掛かるようにしてるじゃないか、なんで前の席が空いてるのにそこに置いたりしないで、
そんな床の上なんかにと疑問に思ったこととか、彼女以外の客の様子とか、そこにいる自分のこととか、
そういったことを丹念に綴ってみたいような気持ちもあるが、面倒臭いし、描写力にも欠けるので、
止めとく。ああ、隅田川の遊歩道を少しの距離歩く間に見たこと、中学生が数人、縦長のヌードポスターを
振回して、誰かの背中にあてがってみたり、なんかそんなんでわやわや騒いでいたことや、
年末で寒くなって来たこの時期なのか、尼さんのカッコした人と他数名、たぶん慈善活動らしく
思われる小団体がホームレスを訪ねてなんかちょこっと立ち話をしていたこととか、隅田川を
おれとは反対方向に走り去っていったモーターボートの川の上に残していった軌跡のこととか、
なんかそんなこともほんとは丁寧に拾い上げてみたい気持ちもあったりする。そういうなんでもない、
通りすがりの風景を描写してみたいんだよなあ。そのなんでもなさを。もうひとつ水木展行く前に
Becker'sの後、それでもまだ少し腹が減っていたのでセブンイレブンでブルガリアヨーグルトの
ドリンクとからあげ棒とレモンミントのフリスクを買い、そのセブンイレブンの前のガードレールに
腰掛けてそれ食ってたこととか、その時、店の前にある灰皿の上に中に落ちず、灰皿の上に
載っかったままの、まだ火の点いたタバコが煙を出し、風下に行くとタバコ臭かったこととか、
おれの座ってるガードレールの道路側には車が路駐してあり、ドライバーはおらず、でもおれの
ケツの真後ろにすぐにその車があるのがなんか妙に気になってしまったこととか。なんだか今日は
いつにも増していろいろと描写してみたい気がする。他には池袋の西口のスタバ、かつて芳林堂が
あった通りにあるやつ、そこで隣に座った女子大生と思しき2人の会話の中に麻布のお店だの、
六本木の美容院で髪を切ってるだの、一万円だかなんだかするディズニーランド近くのホテルが取れて、
そこでは1000円でジムが使えたりもするし、いい感じだよとかなんとか、ああ、おれなんかとは
生活レベルが違うなあ、親はなんの仕事に就いてるんだろうなあ、どこに住んでるんだろうなあ、
おれなんかともちろん接点はないが、でも会話が成り立つ可能性はあるよなあ、だからおれは
どうしたいのかっていうと、そんな女の子から見ておれはどうなんだろう、どう思われるんだろう、
じゃあ会話したら、とかなんとか、要は女の子のことで頭がいっぱい、その延長で、現実味が
ないのはもちろん承知、第一カネがない、若くもない、見た目もパッとしない、でも女の子に
好かれたくてしょうがないのは年がら年中、だから自分がどう判断されるのか、しょっちゅう
しょっちゅう気にしていて、そんな風に考えるわけだが、メガネっ娘はもう卒業と思いたいが、
先程擦れ違った正にメガネっ娘なルックスの女の子を見て、あ、かわいい、とか思ってしまった
自分が不甲斐ない、おれの好きなのは山田優、おれの好きなのは山田優、おれの好きなのは山田優
、、、、以上。