夜のプロトコルPt.2

家(うち)が遠いのと時間をやたらと気にする小心が相俟って下北沢に着いたのは午後5時過ぎ。
駅を降りてちょっとぷらぷら。
ああ。ああ。ああ。この前シモキタに行ったのはいつだったか、そんな前でもないんだけど、
その時だって相当だったけど、昨日は疲れてたのもあったのか、切ない気分も手伝って
やたらと開けて、お店もグンと増えて、しかもコジャレたお店、洋服屋さん、それにカフェ、
なんかそんなもんがいっぱいあって、垢抜けて(シモキタってもうひとつ垢抜けないのが居心地のよさ、
貧乏臭さがミソだったような気もするが、所詮セタガヤ、)、しかも既に暗かったせいもあって、
その、ライトを伴い華やかに明るい感じがなんとも眩しく、でもちょっと裏入ると昔ながらのアパートと
暗い路地があって、そこらへんを少し歩くと20年以上前におれの気持ちは繋がって、
ともだちひとりいないまま、下北沢を歩いてせいぜい本屋に入るくらい、そんな頃を思い出しちゃって、
なんか夕方ってのもあるし、疲れてたし、なんかひどく切なくなっちゃったよ。下北沢も開けたけど、
おれもほんのちょっぴりマシにもなった、精神的には20年前よりはだいぶん明るくもなったわけだし。
なんかね。なんかね。胸がちょっと痛かったな。
そんで現地行って思い出したが、近頃流行りのスープカレーのお店があるんだよな。いま。
下北沢なんて別に大体わかるし、特にどの店に行こうだなんて考えるようなトコじゃないと
思ってたし、まあ、昨日は午後3時過ぎじゃないとどちらにせよ出掛けられず、着いてもどうせ
時間はないし、なによりだるいので、それに最近はどこそこの店に行きたいとかいう気持ち自体が
だいぶん欠如しているんだった、ええとなんだっけ、店の前通った時、スープカレー、入ってみたくなりました。
流行り物に覿面(てきめん)に弱い。
しかしカフェがいっぱいあった。下北沢。
昔は「カフェ」って概念自体なかったもんな。そもそも。
一瞬神戸を思い出した。マザームーン・カフェとかあるあたり。つうか神戸もしばらく行ってないが、
カフェだらけだったなあ。一時(いまはどーだか知らない)。神戸。
(なんかこう書くとオシャレなとこ、いっぱい行ってる人みたいだなあ。おれ。
〔オシャレを気取りつつ〕ふん。気安く話しかけないで!ふん。ぶごー!〔鼻をふくらませて鳴らす音〕)
で、しばらく歩いた後、モスバーガーに入る。
非常に疲れてたのでカウンターで注文する時にぼぉとしてしまって、どうしていいんだか
つい迷い、注文するのにしばらく考えてしまった。頭、まわらないんだもん!ふん、だ。
(ロースカツバーガーをオニポテのセットで、アイス・レモンティー)
席でだるくてだるくてしょーがない身体と、これから参加するイヴェントへ向けての緊張で
落ち着かず、メモなど取って(だるい、とか、疲れた、とか書くの)時間を潰し、一時間以上はあった、
じっとしてるのも辛いのでさっさと出て開催場所「REVOLVER」へ。
店名が小さく、一回通り過ぎる。そして、人気(ひとけ)のまだ殆どない店内へ。