國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

夜のプロトコルPt.4

ドレスコード:少しおしゃれ」ということなので当日、数年前に購入し、2、3度ほどしか穿いたことのない
黄色いジーンズ(但し小さな黒の格子縞が全体を覆う)を身に着ける。
(似合ってるとかファッションとしてどうかとかは間もなく42歳なので、この際うっちゃってしまう)
(とても恥ずかしいがこれ、なぜかポール・スミスである。恥ずかしい。当時なんか買っちゃったのだ。
仕方のない。ファッションとかわかんないんだもんさ。がんばった。)
あとは帽子を被ったり、ダーク・ブラウンのジャケットを羽織ったりしてた。
(こちらは双方共ユニクロだ。我ながらほっとする。あ。更にマフラーも。
赤とか茶色とかの筋が入ったやつ。)
インナーはレモンイエローのシャツだった。これは数年前、宇多田ヒカルが「Movin' on without you」のPVで
着てたパーカーを買った際に、それに合わせるのにどうしたものかと思い、黄色には黄色だ、と考え買ったのだ。
(そういうもん着るのは、いやそれ以前に買うってのは、果たしてどうなのか、とかはこの際不問に付す。)
けどそれだけじゃこの時期寒いので黒いVネックのセーターをその上に着る。
そしてちゃらいネックレスまで付けてみた。以上、母親には仮装してるみたい、ふふふふ、と
云われもしたが、ほぼアタリだ。靴はこの前買ったばかりのVANSの基調白いやつで、紐が赤いやつ。
靴下はこの時期薄ら寒いけど、無理して踝(くるぶし)までないスニーカー・ソックスだ。
で、他の人たちはさりげなく普段着で、でもそのままオシャレ、つまりは基本的に垢抜けている
カッコで、そういうのって憧れるなあ。
でもファッションとは縁遠く生きて来たおれにはそういうのんが出来ないんだよなあ。
まあよい。もう42歳なのでこれからはPAPASの似合う男を目指すゼ。