In a Cloud

TICAの『Phenomena』、車で聞いてたら、肝腎の「In a Cloud」で音跳びするじゃないですか。
ああん、どーしよー、と若干悶々。しかしうちにあるプレイヤーだと跳ばない。
少し安心。そしてこうした場合、CD-Rにコピると物理的なキズを越えて、
データだけがキレイに移動し、問題なく聞ける場合が(たぶん)あるので、そうする。
まだ、車じゃ試してないけど、たぶん、これでいけるハズだ。

とらばいゆ [DVD]

とらばいゆ [DVD]


しかしまあ、『とらばいゆ』、こんなにもお気に入りになってしまうなんて、まったく意想外だったなあ。
大体、タイトルをビデオ屋で見かけたことがあるきり、中身なんてぜんぜん知らなかった。
関心の外。仏語タイトルに敬遠してたくらいだしね。
それが一度観たら、なんか気になっちゃって、もう1回観ちゃった。
で、2回目は、またべつに楽しめた。1回目はなにせ市川実日子がメイン、御目当てだったし。
その時は彼女の活躍を注視してたので、よそを見るに若干余裕がなかったし。
そういえば思い出した、鈴木一真もよかったんだ。というか、おれ、彼が好きなんだよな。
出て来る度、いつも誰だか思い出せないのに、妙に気になってしまう。
上手いとは言えないのだろうけど、彼は好き。
なぜかというに内館牧子先生の『昔の男 Vol.1 [DVD]』(以下VOL.6まで)で、
彼は「おれ、マリさんに欲望を感じてます」という素晴らしいセリフを吐いていたのだ。
他にも大沢たかおに向かって「うすぎたねえ!うすぎたねえよ!」とも言っていた。
それ以来、もう彼のことが気になって気になって。
内館先生のドラマに出るとみんな一皮剥けるからね。なんつっても。
ああそういえば、今年の春くらいには内館先生の新作ドラマとかありそうなもんだがなあ。
見たいなあ。がんばれTBS。
内館先生といえばなんつっても真正直に自身の欲望とルサンチマンをこれでもとばかりにぶちまける人だ。
見てる方は勝負を挑まれてるようなもんだよ。
大概、負けるけどな。内館先生に勝てる筈がないじゃないか。
ダテに横綱の審議委員をやってるわけじゃないゼ。
(なんか『とらばいゆ』の話をしてたはずだが、だいぶんズレた。これぞ正に内館マジック。)
(つうかあれだ、鈴木一真で調べてたら、気づいた、「富豪刑事」見るの忘れてた!ああ。)
で、『とらばいゆ』に戻るが、はじめに黒いセーターを着た瀬戸朝香の後あたまが写って始まり、
ラスト、白い服を着た彼女の正面からの笑顔(これがほんと表情がいいんだよなぁ。)で終わる。
・・・こういう小賢しいことを言うのは感興を殺ぐようなもんだが、
やっぱ2度観てそれが印象的だったんだもん。いいじゃん、いいじゃん、これくらい。
ああ、なんかいいなあ、って思ったんだ。それが。最後の笑顔がほんとよくて。
『とらばいゆ』に限らず、めちゃくちゃ感動した、とか言うんじゃなくても、
なんとなく気になってしまい、2度、3度観たくなってしまう映画、っていうのはある。
あと音楽でも、なんか知らんが気になって、出来はパーフェクトとはいえず、
なにかが足りないのだけれど、ついついリピートしちゃうのとかある。
モス・デフのこの前の『ザ・ニュー・デンジャー』とかそうだった。
『とらばいゆ』、もう1回ぐらい観たいなあ。
なんか、あそこに流れてる空気、雰囲気、などに惹かれるものがあって。
それぞれの登場人物に親しみ、愛情を感じるというのもある。
ほっとする世界でもあるのかなあ。どこか懐かしくて。その人間関係のあたたかさが。
高層マンションの立つ下町、そこの正に高層高級マンションに瀬戸朝香は住んでいて、
一方、彼女の実家は下町のお好み焼き屋。
妹役の市川実日子はふつうのアパート住まいで、けど、インテリアはセンス良く、
コジャレてる。ポストカードやポスターも、センスよい飾付けになっている。
電話もふざけた形のおもちゃみたいなやつだしね。その電話を彼女が受け、
話すシーンは電話の形状共々印象に残っている。
そして村上淳は売れないミュージシャンで、まあ事実上の無職、
彼女のアパートに居候。ただし、ごはんづくりが上手で、半ば主夫みたいな振舞い。
そういえば姉さんの瀬戸朝香は一方、なぜそんな豪勢なマンションに住んでいるかといえば
旦那の塚本晋也が高級サラリーマンなんだよな。
(しかしそんな彼にもいろいろとあって、、、、というのが話のミソでもある。)
そして姉妹は2人揃って女流棋士
東京下町の今昔、それぞれの階級、仕事、つまりは「とらばいゆ」。