戦後

もうそろそろ戦後60年だけど、おれが生まれたのが昭和38年、戦後から18年、
いまから18年前って言ったら1987年、大して昔でもないし、
おれが子供の頃、いや、80年代始めくらいまでか、「おしん」が83年だから、
まだその頃までは戦前〜戦後〜現在へと至るドラマがふつうに作られていたんだよなあ。
戦争の記憶が当時の大人たちにとってはまだあたりまえにあったんだなあ。
最近になって、そんなことに気がつくようになった。
あと、自分が戦後からそんなに遠くに生まれたわけでもない、ってこととね。
ほんで、誰もイラク侵攻の際にヴェトナム人に感想聞いたりしなかったが、
ヴェトナムでだって、若い人にとってヴェトナム戦争ってのはもうSFみたいなもんなんだろうなあ。
タイム・フライズだねえ。
まあ要は、最近自分がもういい年なんだよなあ、人生終わり方向にぜんぜん移ってるんだよなあ、
って思うことが多くてさ。若くないんだよね、って。
例えば10年前ってそんな前じゃないのに。つい、昨日なのに。