國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

新日曜美術館

今日は特集がオタクとかで、司会の山根基世アナウンサー&はなちゃんの2人と、ゲストの、
自身オタクくさい、ベシャリの拙いおにいちゃんとが微妙に噛合ってなくて、若干冷風など吹き、
ちょっとホラーだったが、番組自体はいつもより退屈でもあった。今回。
秋葉原が家電の街からオタクの街になった、ってただそれだけにしか過ぎないことを
あんな物々しく展示したり、語られたりしてもなあ。そもそも言ってること、言おうとしてることに
深みとか拡がり、味わいってもんがぜんぜんねえしさ。だからどーした、としか言いようがない。
浅い、つまんない思いつき。頼むからもっと感心させてくれ。
ハッタリがぜんぜん効いてねえんだよ。ああいうのんは押出しが大事だろうに、
あのおにいちゃんじゃタマが小さすぎ。芸がなさ過ぎ。平凡クン。
展示もただクソまじめにキチンキチンしてるだけで、平板で見るところがありゃしねえ。
はなちゃんがゲストのおにいちゃんを憐れむような目で見てるのがニントモカントモ。
そこが一番ヒヤヒヤ。胸かきむしっちゃったよ。一瞬。あああ、って。
いつもならもっとリスペクツな視線だもんね。
つうかなぁ、ああいうおにいちゃん、いるよなあ。どことなく鈍くてさあ、
わるいやつじゃないんだけど、とんちんかんというかなんというか。
本人なりにがんばってんだけどさあ。的外れ。
どうもあのおにいちゃんとはなちゃんは共に71年生まれで、年がいっしょらしい。
中学の教室であの2人がいるところを想像してみるとなんともいえんなあ。
接点ないよなあ。必要以外で2人が口きくことは絶対にないよなあ。
彼氏からしたらはなちゃんなんて眩しい限り、目を合わせるのも全く躊躇われる存在。
ボーイフレンドがあたりまえにいて、ともだちもいっぱいるはなちゃんと
教室の隅で2、3人のお互いパッとしない仲間同士でいて、しかもその中でも主導権握れない存在感ない彼氏と。
人生って切ないなあ。中学出て、その後十数年、彼氏もせっかく出世もしたってのに、
未だにはなちゃんとは対等に口がきけない。そんな感じ。