國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

My Favorite Things

サウンド・オブ・ミュージック プレミアム・エディション [DVD]

サウンド・オブ・ミュージック プレミアム・エディション [DVD]


サウンド・オブ・ミュージック」を観て来たのである。朝9:40から3時間ほど。
これで悲願達成だ。あとは「E.T.」を観ればよい。さすれば完璧。
My Favorite Things

My Favorite Things


Speakerboxxx: Love Below

Speakerboxxx: Love Below


そして映画が終わってからはサイゼリヤでパルマ風スパゲッティ(トマト味)と
青豆とベーコンの温サラダを食しつつ、上記2枚のアルバムより
「My Favorite Things」をiPodで聞いていたのである。
(現在只今はコルトレーンの件のアルバムをリピート中。)
サウンド・オブ・ミュージック」上映前に親子3人のうち娘が母親に向かい
「観ながら歌わないでネ!観ながら歌わないでネ!」と数回念押しをしていたのが
見るだにおいしい風景だった。得したKanJi。
でも凄いね、名曲目白押し。
おれでも知ってる、聞いたことある曲が何曲かあるし。
ドラマの方はあんまりピンと来なかったなあ。
あとミュージカルとしても正直あんまし惹かれなかった。
それは「ウエストサイド・ストーリー」(これは結局今回のミュージカル特集では
見逃してしまったが)でもそうで、とりあえず超有名だから観とかないとってやつで、
でも多くの人のように感動出来ないとなんか損したみたいで残念。
ロバート・ワイズと相性がわるいのか、ロバート・ワイズに大した才能がないのか、
おれの心が荒んでしまっていて、素直に感動出来ないのか、
そこらへんはよくはわからんが、でもなんか大味なんだよなあ。ううん。
もったいない。(感動できないのが)
もっとノリノリで観たかったなあ。
後半のナチが出て来て、さてどうしようというサスペンスになると画面もいい感じになって来て、
そのへんはさすがロバート・ワイズとか思ったりもしたんだけど、ミュージカル・シーンや
ナチ絡みまでのお話しは、ああそうなんだあ、ってただ見てる、って感じだった。
曲はすっごくいいんだけどなあ。でもミュージカルシーンにワクワクしなかったんだよなあ。
PVに於ける高い山や崖の上で歌う人を空撮、ってこれから広まったのかなあ。
(空撮の歴史、ってのもありますな。ヘリコプターと撮影というお題とか。)
(どっかでハスミンがなにかの映画の特徴として空撮が用いられてどうたらとか書いてたりしたはず。)
1964年といえばもうビートルズは出てきてるし、ハリウッドはもう崩壊間近、
第二次大戦から20年は経っていて、そんな時代に反ナチのミュージカル映画
とかなんとか穿って分析とかしてみるといろいろたのしそうだなあ、
とか擦れた考えが出て来てしまう自分がいやだわ。
(登場人物の服装、修道院出身のマリアが大佐の再婚相手から彼を略奪婚してしまうこととか、
娘のボーイフレンドがナチになっちゃうとか、修道院の描写やキリスト教の扱い、
食事のシーンからなにからその他その他読み取りするとあれこれおもしろそう。)
あとやっぱ、ラスト、「山を舐めるな!」と云いたい。
(「運命を分けたザイル」:asin:B000A0H4GI。)
そんでジュリー・アンドリュース観る度に「ビーチク」と連想してしまいます。
この映画で清純派にされてしまい、それに反撥して乳首出したりしてたんだよな、たしか。
60年代も後半になるとニューシネマの時代ですからね。
ちなみにミュージカルってあんまし観たことないけど、とりあえずおれの好きなのは
オズの魔法使い」「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」「鴛鴦歌合戦」、
あと思い出せない、てか、そんな観てるわけでもないしなあ。
でも基本的にミュージカルは好き。いきなり歌ったり踊ったりするのが好き。
歌ったり踊ったりするのに、いちいち言い訳があるやつはきらい。
「シカゴ」とか「ダンサー・イン・ザ・ダーク」みたいの。
こっからは夢なんですよ、みたいな。
だってとりあえず歌えばいいじゃん。踊ればいいじゃん。言い訳はジャマなだけ。
映画なんてただただ楽しければいいんだからさ。
オズの魔法使い」大好き。ああいうのがいいよなあ。
"There's no place like home."