國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

春の雪Pt.2

感想、そりゃあるよ。ふつうの意味で。所詮ユキサダ、とかさ。
でもなんかどーでもいいや、この際。
この映画はね、妻夫木くんの萌え萌えショットで埋め尽くされてるからそれでヨシ。
竹内結子が世界を埼玉(特にところざわ)色に染めようとしてようが、
もうこの際、気にしない。
まあ撮影は見事だったしさ、彼女にしては十二分にきれいにも撮れてはいたから。
(正直、ちょっとかわいいかも、とか思いそうになった。でも自分を制した。)
(←そんなことでがんばるなよ、おれ。)
ただまあ圧倒的にオーラがないわけだよ。
それはもう充分に年を召している御三方、岸田KYON2、大楠道代若尾文子と比べれば一発、
ってやつで、それ以上むずかしいことは望んじゃいかん。彼女に。
衣装も意匠もどこも問題なく、というか素晴らしかったと思うし、
どこといってわるいところはないんだけど、でもなんか足りない。グッと来ない。
それがユキサダ・レベル。
計算どおり、計画通りで、それに関しては申し分ないけれも、
でもそれ以上がここにはないから。
+αもsomething elseもここにはないから。