國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

TAKESHIS'

この映画の感想が言いたいのか、たけしさんの話がしたいのか、オールナイトの思い出語りが
したいのか、なんだかよくわかんなくなって来たが、つか毎度ながら落しどころがめっからない、
で、ともかくもバイク事故のあったあたりで一体「なにが」「どう」終わったのだろう?
そこらへんがおれとしても曖昧だ。でもなにかが終わったのは確かで、そこらへん、
映画の感想は契機として、もうちょっと突っ込んでなんとかしたいような、そうでもないような。
ああそうか。なにより、おれのある種のたけしさんへの熱、パッションが終わったんだ。
たぶんもうたけしさんだけを特別に必要とはしなくなった、距離を持って接するようになった、
距離を感じるようになった、そのこととリンクした話なんだ。これはたぶん。
それは筒井康隆でも宇多田ヒカルでもそうで、でもきらいになったりとかそういうのとは違う。
そうした積極的な嫌悪のようなものはない。一生ない。大きく理解しているつもりだから。
元々神格化、聖人君子と崇め奉っていたわけではないから。
というよりそもそもが一個の人間として共感する部分があったということで、
そこが一番肝要だったのだから。いつも大事なのには違いない。
ただ終わってしまった。それはでも。