國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

瀬戸内晴美

『3夜連続特別ドラマ 女の一代記シリーズ(1) 
瀬戸内寂聴〜出家とは生きながら死ぬこと
〜夫と娘を捨て走った恋妻子ある小説家との愛私の情熱はすべてを破壊した…
修羅の半生』
寂聴見たよ。おもひろかったです。
演出は泥ベタ、2時間ドラマタイプってやつなのか、わかりやすく盛上がるのでよかったです。
主題歌が中島みゆきで、あとこのドラマに足りないのは当然田口トモロヲのナレーションだけ。
しかし、これはこのドラマがおもしろいのか、瀬戸内晴美という人間がどのみちいいキャラしてるのか、
どちらかといえば後者、そんな気もするが、おもしろきゃなんでもいいんだよな。どうでも。
しゃらくせえゼ。
そんで宮沢りえ、痩せ過ぎだけど美しい。どっから撮ってもきれい。
もう彼女見てるだけでも価値あったね、このドラマ。
あと彼女のレトロな髪型(こちらは少し今風ではあったが、実際)とレトロなファッション。
そいつがよかった。着物姿も多かったんだけど、その着物もそれぞれよかった。
中村勘太郎演じる年下の愛人、そいつに
「おれとこうしてつきあってるのはいったいなぜだ?!」と問われて、曰く、
「憐憫よ!」、その時の宮沢りえの冷たい相貌、これ、実によかった。シビれたNe.