國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

ゴダールPt.2

おれがソニマジュりたいんだ。世界を丸ごと体感したい。時々そんな気分。
時に世界そのものになり、すべての人になり、そしてなおかつ見る人でもありたく。
「映像がきれい」と言って、取りこぼれてしまうことをこそ、ことばとしてここに収めたい。
曰く言い難いことをことばにしたい。でもことばは幾ら重ねても観ているもの、
今、感じているそのままにはけしてならない。
ああなんてもどかしい。
感動を感動そのもので表す術はないものか。
ゴダールの映画に出て来ないものは。例えば。同性愛。たぶん。ね。
ゴダールの映画って要は自分のことを繰り延べているだけだから、若くてきれいな
ねーちゃんが好きなゴダールの映画には特に出て来る機会もない。
そういや「勝手にしやがれ」、リメイク(パクリ)、もう1個あったのを忘れてた。
枡田利雄の「紅の流れ星」。
といって、これも元々はジャン・ギャバン主演・ジュリアン・デュビビエ監督のフランス映画として
日本じゃ人気だった「望郷」のパクリでそこに「勝手にしやがれ」の
トッポイにーちゃん風味を織り交ぜた一品。
そう、「望郷」や「カサブランカ」はリメイクとかパクリととかがあり得る。
で、さて、映画における「リメイク(パクリ)」とはなにか?
一体どういう映画ならばリメイクが可能で、どういう映画だとリメイクが成り難いのか。
そこらへんをそのうち考えて、思いついてみたい。希望。
その中でも特にゴダールをリメイクする方法は如何に?ってのを入れ込みたい。