國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

貯精嚢

ヴァギナ 女性器の文化史

ヴァギナ 女性器の文化史


これ、今日中途まで読んだんだけど、したら「貯精嚢」ってことばと存在を初めて知った。
精子を一時的に貯めて置く場所らしい。
しかもヘビとかだと一年とか二年とか、そんな単位で保存してるんだって。クリビツ。
人間でも8日間とかの記録があるらしいし。
そっかぁ、そんな仕組みになっとったんだ。
それで、そうじゃなくとも、精液が注入されるまで、そしてされた後も又、
精子が卵子に到達するまでには幾多の困難を経ねばならなくて、
その進路はぜんぜんまっすぐじゃあない。
卵巣までの道は文字通り曲がりくねっているのでした。
云われてみれば、なんかそんな形状をしてたような気がする。
しかし、生殖ってのはなんでこんなにも複雑になっているのでしょう?
大体単性生殖でいいわけだしさ。だってその方が簡単じゃん。(素人考え)
ともかく、両性生殖だと、精子と卵子が結びつくまでには海の中に放出されたそれらが
滅多にない偶然を待ってくっつくようになってたり、体内で受精をする仕組みになって後も、
セックスに至るまでにも既に幾多の試練と儀式があり、更に体内に精子が注入されてからも
滅多なことでは受精できないようになっている。このへん、宇宙のふしぎ。
つか、人間が納得する程度のことなんて、どうせ大したことないしな。なんにしろ。
進化といっても、べつに利便性を追求した結果として現れるわけでもないし、
なんだかあちこちにいろんな風になるし。とりあえずややこしくなってみたり。よくわからん。
べつに人間の納得に合わせてこの世界が形成されてるわけでもないしな。そもそも。
人間は自然の一部、宇宙の一部にしか過ぎないんだし。更にその人間の脳みそが納得したよー、
ってな電気信号が出る現象だって、宇宙の一部でなおかつ同時に他のあらゆることと繋がりつつ、
つまりは宇宙全体にリンクしたことでもあったりで、どのみち「人間が納得する」
ってことだけを特別取り出しても、それ以外のことをうっちゃってる時点で負け、
というか、宇宙そのものに思考は結局なりえないんだから、どうにもならん。
ええと。なんかはなしが大きくなりすぎて、自分でもよく把握できんが、ま、いいや。
で、なんのはなしだったっけか。
生殖っておもしろいねー、興味深いねー、ってことかしら。要は。
あと進化でおれがわからないというか、脈絡がふしぎなのは、生物が生きていて、
ああこれは便利だな、尻尾が長い方がいいな、みたいなのがあった場合、
それがなんで、ちゃんと精子と卵子が結合した結果できあがった遺伝子に反映されるのか、
いったい、いつ、どの時点で、外界の都合に合わせた遺伝子の配列になるわけかしら。
しかもバラバラに製造された精子と卵子がくっついたやつに、ちゃんと反映されるわけでしょう。
ふしぎだ。つか、よくわからん。なんでそんな都合よく事が運ぶのやら。
だって、外界での都合、尻尾が長い方がなんかいいみたいとか、それを遺伝子ちゃんが、
じゃあさ、そういう風にプログラミングしとくわ、みたいな感じじゃんか。
おれの感じだと。それだといまの時点では無理でも、子孫という形で、
いわば「変身」してるようなもんじゃんか。ちゃんと都合よく。
それって生物のどの部分がその「都合よさ」みたいのを感じとって、
なおかつ遺伝子へと反映してるのかしら。それで、生まれてから生殖するまでに、
精子なり、卵子なりの遺伝子情報って書き換えられたりしてるのかしら?
外界の都合に合わせて。そんなことも考えづらいしなあ。
けどやっぱ、生まれつき変わらないもんなのか?わかんないの。そういうのが。
てゆーか、頭がごちゃごちゃして来て、なんだかよくわからん。
こういう、なんつうか、順番に論理を展開していくようなのって、すっごい苦手なんだよなあ。
算数っぽいの。自分でもそういう展開はもちろんできないし、人に云われても気がつくと
窓の外を眺めちゃったりしてて、頭に入ってこないタチ。
ちなみに進化のついての本とか読んだことないし、そもそもが知識がない。
でもちょっと思いついたのでな。疑問を。
特別、答が知りたいわけでもないんだけど、なんかね。
なにかと考えるのが好きなタチなんでな。思いつくだけ思いつく。あとは偶然にまかせる。
(ある日、ふと、答えとかヒントみたいのんに出会ったりするの意。)