國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

仕事

今日もそうだったし、この前も、おれがひとりお茶してると、近くにいた人が仕事の話などしており、
金融関係がどうで、コンサルタントがどうの、ニューヨークでビジネス・チャンスを狙ってどうの、と、
おれとはまったくの別世界の話で、それはそれでおもしろいが、おれってほんと下層民だね、って思う。
他にも今日なんとなくTV見てて、空手やってる人が証券アナリストで、大学院で更に勉強して、
もちろん空手もちゃんとやってて、なんてのも見て、なんか出来る人はなんでも出来るんだなあ。
前向きだしなあ。
おれなんか最低の賃仕事以外、仕事なんてまったく見当もつかないよ。
そんなわけでちょっとは憧れる。
「ビジネス」だなんてのに一枚噛んでるような人には。
おれも会社運営してみたいなあ。できないかなあ。どうなんだろう。業績伸ばせないかなあ。
無理かなあ。無理だよなあ。ともだちもなかなかできないような人間には到底。
ああいうのの根本は人間関係を如何に築き、拡げるか、だもんなあ。
コネのない、コネの作れない人間にはまったく縁のない話だ。
大体おれなんて通常の就職さえ出来はしなかったんだから、問題外だ。