コミさん
『Julie London − Misty』
映画評っていえばおれはコミさん、ずっとたのしみにしてた。ハスミンとか読むようになったのずっとあとだ。おれはずっとずっとコミさんだった。コミさんは厳しかった。辛口とかそういう安いのじゃない。「通俗」をきらってた。許さなかった。「あまい」ってゆってた。それっぽいだけで、その実下衆な映画には。
- 作者: 田中小実昌
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1980/06
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コミさんもいない。
カート・ヴォネガットもいない。
ジョン・レノンもいない。
さみしいよ。
マシんなるかなー?この世界は。
いつか。