1Q84、感想いくつか

今日スタバで少しざわついた中、最後を読み終わったのはなんかよかった。いろんな人がいて、自分がいて、今日があって、青豆がいて、天吾がいて、もろもろあって、あちらの席に誰かいて、こちらの席に他の誰かがいて、注文したものを待つ人がいて、外の席にも人がいて、どこか気持ちが落ち着かなくて、モス・デフ聞いてて、でもなんかそういった雑然とした気分やなんかがむしろ合ってる、「この世界」で生きている、本を読んでいる、フィクションと現実と、中途半端な気分と感動と、それがそのまま「1Q84」にふさわしい気がして、だからよかった。
青豆、ふかえり、その他女性キャラたちを想うに手塚治虫でと思い、青豆を最後の方、なんだかおれ、「三つ目がとおる」の和登さんを思い浮かべていて、そうしたら、そのまま「1Q84」、手塚治虫の絵でいいんじゃないか?「空気さなぎ」という語感もその様子もリトル・ピープルも「青豆」や「天吾」という名前も、みんなみんな手塚マンガでいいんじゃないかということにおれのうちで決まった。が、不幸なことに(Unfortunately)、おれは手塚治虫に疎く、そのへん手塚マンガに強い人にもっともらしいことを云ってもらっている世界をおれは想像していた。

三つ目がとおる(1) (講談社漫画文庫)

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出てくる映画が悉く古くさい、いわゆる昭和テイスト、それも70年代風味で、1984年が舞台なんだからそんなおかしくもないというリクツにもなるが、それ以上に還暦の村上春樹の世代カルチャー・テイスト、まああたりまえ。46歳のおれには馴染みやすいけどさ。その分。若い人だとどんな感じを受けるのかインタヴューしたい。
限られた数しか読んだことない村上春樹、おれには(たぶん「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」「ノルウェイの森」)、これまでは単に読んだ、ってだけだったが、今回ははじめて「感じる」ことができた、よかった、わかった、って思えた、「1Q84」。