國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

美容院

今日、美容院へ行き、カット。
ずっとQBハウスか床屋しか行ってないが、今回はちょっとおれとしてはがんばり、美容院。クルマでちょいと行った先、地元の外観がオシャレっぽい店。
46歳も暮れようかという時点で美容院デヴューである(数年前に一度だけ美容院行ったがそこは今回ほどシャレた店でもなく)。

「ワックスでもしますか?」とのことだったので、せっかくならということで。
しかし悲しいかな(この言い回し、書くのは人生初かと思われる)、白髪が目立ち、さらに顔も当然老けてはいるし、自分撮りってのが所詮、なんだし。けどまあ。いーじゃない。年寄りの冷や水。
そんでこんな髪型になったんで、本日は帽子をかぶらないで過ごすことに。
(この後行ったいつもの歯医者で、受付のおねえさんに「いつも帽子被ってるのに、今日はそうじゃないから、はじめ違う人かと思いました」みたくなことゆわれたょ。)
美容師は男性、そして、いわゆる美容院の会話、というのを本日はたしなみました。
終始しゃべってたなあ。おれは向こうさんが話してくれれば、それに応じることはできるので(本来はオシャベリだし)、お互い初めてで緊張しつつも、なんとかミッション終了。
でもおれ、というか、おれに限らないだろうけど、商売でおしゃべりしてんだよなあ、と思うと、どうしてもこっちも気ぃ遣うよなあ。まあそうじゃない人もいんだろうけど。あと会話がぎこちなくなる瞬間とかそりゃあるし。まあちっちゃいことは気にしない。ってか、おれとしてはイヴェントのつもりでね。そういう緊張やなんかも込みで。そうすれば基本、たのしめる。行ってよかった。
そんで髪型のこととかまったくわからないおれはなんかテキトーに向こうさん任せで、そういう知識とか方策が自分にないとやっぱ気後れするよね。こっちでそれなりに注文しないと向こうだってやりづらいだろうし。あとなんでこんな年寄りが、しかも整髪だのなんだのふだんまったく構ってもなさそうな人が、ってそんなんも向こうにしたらいぶかしかったかも知れんが。
しかし床屋と違い、なんで美容院て、会話するのがデフォルトみたくなってんのかなあ?床屋の場合はしゃべりたい客がいたらそれに合わせるって感じだけど、美容院はもぉしゃべんのが仕事に組み込まれてる。やる方もたいへんだ。今日の美容師さんなんか、まずはラーメンの話から始まって、なんかキッカケつかむたびに次々話題を繰りだしてこちらに質問投げかけてきて、こういうのってあれだ、バーテンに似てんなあって後でちょっと思ったりした。まあバーでの酒が入りぃの、バーテンと客のそれとは違うけどさ。そこはそれ。
あと忙しいよね、作業しながら、ずっとしゃべってるわけだしさあ。こっちもどこまで話してていいんだかちょっと迷う。シャンプーんときは止したがいーのかなー?とかさ。けど、向こうが話しかけて来る限りはこちらも応えないわけにはゆかないし。間がこわくなりますな。こういうのはどうしても。とにかく隙間を埋めてく感じになってしまいがち。今日の人はそれでも出来る人で、ベシャリに関しても腕が立つ感じで安心だったけど、これがヘタクソな人なら、こっちがよりネタふりとかしてあげなきゃなんなくなるから、それはそれでメンドウだが、オシャベリはミッションなので、お互いがんばれ!客も店員も。
とりあえず髪を染めたい(白髪隠し)と思いました。あらためて。最近床屋行くたび思ってたけど。でも染め方とかぜんぜんわかんない。