『Jody Watley - Friends ft. Eric B. & Rakim』
(ジョディー・ワトリーが流行ってるころ、おれはビデオ屋にいたなー)
公式サイト
http://www.mai-mai.jp/index.html
- 作者: 高樹のぶ子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/03/28
- メディア: 文庫
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先日、月曜日、「マイマイ新子と千年の魔法」観てきた。新宿ピカデリー。9:20の回。朝イチだ。おれんちから新宿までは遠いので(有体にゆえば田舎ってことだ)早起きして(早起きは得意)(普段から早起き)地元を6:00ちょうどぐらいの電車で都会へと向かい、その後大冒険を経て「マイマイ新子」スタートだが。
「大冒険」の中身はといえば、早々に新宿に到着してしまい、といって8時前だ、つまりは、それはけど予定通り、どっかでブレックファーストのつもりじゃあった、それでドトール、紀伊国屋の裏あたりのそれ。スパイシーレタスドッグとロイヤルミルクティー(HOT)M。
9:00開場ということでせっかちなおれは10分ほど前には劇場前に行ってしまいiPod聴いて待ってた。新宿ピカデリー、はじめてである。キレイ。コジャレてる。わるかない。いい感じ。よそのシネコンより垢抜けてる気がするもん。無印っぽい意匠。まーきっとそうなのかも知れない。
月曜朝イチであれば、それでも客は入っている方かとは思いました。思った。であった。大きなおともだちしかいなかったけど。まあこどもが来るとして、もっと地元のシネコンだよねー。内容が基本、おとな向けかとは言え、いいながら。でもこどもも見るといいょ。
マイマイ新子、でもよかったなあ。とりあえず音楽、よかったです。女性のアカペラコーラスのとか(これが一番印象的に使われてる)。(ざっくり言って)スウィングルシンガーズみたいの。
というかマイマイ新子、音楽はもちろんのこと、サウンドトラックにすごく意識的で、印象的な夜の場面でずっと聞こえる牛蛙の鳴き声なんかすごくすごくよかった。うるさいんだよ。会話に被るぐらい。うるさいの。でもそれがいーの。単にリアリティーってことじゃないんだ。牛ガエルが鳴いてなきゃだめなんだよ。あそこでは。(あ。思い出して泣きそうだ)
その夜の場面はとてもとてもよくて、夜だから暗くて、暗い中、共に過ごして、暗い中明るくて、2人の姿が見えていて、2人にはお互いが見えていて、そして牛ガエルがずっと鳴いていて、やがてホタルが飛ぶ。
出会い、擦れ違い、喪い、そして出会い、希望を明日につなぐ。それ以上のことはない。More than this.
いつでも笑っていいし、気がつくと笑ってる。
世界は残酷で容赦ないし、取り返しのつかないことばかり起きている。
けれどいつでも笑っていいし、気がつくと笑ってる。
マイマイ、欲しくなるよね。自分にもね。うん。