國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

2004-10-04から1日間の記事一覧

ネタバレ

予断を与えるという意味で言ったら、すべての感想、批評はネタバレだ。

観てない

試しにJMDBで川島雄三作品、観たことあるもの調べたら、「女は二度生まれる」合わせて5本しか観てない。溝口健二も「祇園囃子」「歌麿をめぐる五人の女」合わせても11本しか観てない。

桃井かおり

と、以上3本の前に「疑惑」(原作:松本清張、監督:野村芳太郎)も観たんだった。これもまあ女の話だが、おんなじ野村芳太郎にしても先だって観た「ゼロの焦点」(61年)、「張込み」(58年)、いやもう少し現在に近い70年の作品「影の車」に比べてもだいぶ…

若尾文子Pt.2

「祇園囃子」、溝口健二と若尾文子の合わせ技、意識したわけじゃなく偶然だが、観る。こちらは商売ってだけでもなく誰とでも寝る「女は二度生まれる」の小えんと違い、おなじ芸者でも客と寝るのを拒否、トラブルになっちまう役だった。その間、製作年でいう…

溝口健二

「歌麿をめぐる五人の女」を観る。最近はやたらと邦画が観たく、溝口健二が観たくなり、これを借りる。これ、昭和21年の映画、そのせいで出て来る人、みんな痩せてる。食うもんがなかったと思しい。溝口健二って別にセックスがテーマじゃないんじゃないのか…

若尾文子

「女は二度生まれる」を観る。言いたくないが実は初めてだ。とっくに観とけよ、おれ。いやしかし若尾文子ってすごいネ。なんだろ、アレは。あんな猫撫で声なのに、ちっとも鬱陶しくないのは一体どういう仕組みなんだろゥ。この映画だとまばたきの仕方、口の…