國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

メガネ

A Salty Dog/Procol Harum


メガネが欲しいが、どうも最近老眼だ。たぶん。それを考慮しなきゃいかん。

赤目四十八瀧心中未遂

赤目四十八瀧心中未遂 [DVD]

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音楽がなんかプログレっぽいと思ったら千野秀一かぁ。納得。キング・クリムゾンとかそんな感じだったし。ところどころ。
寺山修司みたいで北野武みたくでオーマイキーみたくで鈴木清順みたくでヤクザ映画(実録&それ以前)みたくでロマンポルノみたくで、まあなんかそんな感じで、オフビートで、そして160分はなげーよ。けどきらいじゃなかった。ただ、長い。半分がいいなあ。
それでこれとかそうなんだけど、どうして映画の才に欠けた人の映画ってワンカット見たきりでもいきなり「なんか」違うんだろう?その「なんか」がいつも説明できずもどかしいし、おれのありえない目標は映画(に限らない)評書く際に、「おもしろい/おもしろくない」「映画になってる/なってない」「傑作/傑作じゃない」「ヒットする/ヒットしない」、その決定的な相違を記述することで、つまりは芸術の秘密を解き明かしたいが、それは無理だ。誰もなしえない。
寺島しのぶは好きです。育ちがいいのに場末感。それはともかくファンです。好きです。
これはまあ監督的にはきっと宮下順子だよなあ。イメージ。寺島しのぶがどこか彼女を思わせるし。雰囲気が。そもそも。

アリシャ・キーズ

エレメント・オブ・フリーダム

エレメント・オブ・フリーダム


買った。買うとなると最近はもっぱらiTunes.
アリシア・キーズの新譜、「Heaven's Door」って曲の頭のギターのフレーズがなんか聴いたことあるなあ、なんだっけ?と思ったらあれだ「天国への階段」だったょ。まんまじゃんかよ!
アリシャ・キーズの新譜、前作におれが引っ張られたみたくなことはないし、おんなしようなもんだしなあとか思ってたけど、なんか段々馴染んで来て、しっくり来始めたのでよかった。けどまあ「As I Am」の"あの感じ"はちょっとない。それがなにかって「あれ」としか言えない。
A.キーズ、そもそも大して関心もなかったんが前作はなんか出ると聞いた瞬間から、ああ買おう、買いたい、欲しいって思い始めてて、その理由は自分でもわからない。それは村上春樹の「1Q84」でもおれには起こった。それはフシギとしか言いようがない。
A.キーズの新譜、ドラムが重低音で響いてる風なのがあって、あれって人間が叩いてるのかしら?打ち込み?サンプリング?(クレジットとか見てない。っつかiTunesだし、ネットで調べない限りクレジットは不明) っつかボンゾっぽくね?とか思ったわけさ。「天国への階段」の引用もあるし。(ものすごくざっくり、イメージで言ってみました)
主にクルマで聴いてるんで、御馴染みのメロディーとかが耳につきやすいけど、ってかそんな印象しかなかった、それが一度ヘッドフォンで聴いたときに(コインランドリーで洗濯物乾かしながら)音響の妙味に気が引かれ、そっからしっくり来だしたんだよなあ。アリシャ新譜。