國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

ムードアクション

「夜霧よ今夜も有難う」観た。よかったな。
まだ頬のあたりがふっくらしてて少女の面影の梶芽衣子(この頃はまだ「太田雅子」)が拙い演技で出てる。
SF版の「カサブランカ」って、ないのかな。なんかありそうな。おれが知らないだけで。
監督は江崎実生だが、今日初めて名前の読み方が「みお」だと知った。「みしょう」だとばっかり思ってた。
ライティングで色を工夫した、結構気取った画が多くて、正にムードアクション。
それもよかった。捨て難い。
浅丘ルリ子のアクセサリーや涙が殊更にキラキラしてたりして、それが又目に楽しい。
ほんとにほんとにキラキラしてるんだよ!
江崎実生フィルモグラフィーだが「いちどは行きたい女風呂」ってのと「喜劇 女もつらいわ」ってのはタイトルがいいので観たい。
「いちどは〜」の方には「ゲバラ」って名前の犬が出て来たりして、当時の風俗が偲べそうでそういう点でも観たい。