國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

川越

「鬼畜」(原作:松本清張、監督:野村芳太郎)を観る。
これ最初の方で、小川真由美が子供連れて、駅へ行くんだけど、そこが聞いたことのある名前、
男衾(おぶすま)」、あれっ、東上線?、と思ったら、着いた先の駅がなんと「川越市駅」!
うわあぁ。川越だよ、川越。川越市駅だよ。それでこれ、78年の映画、当時の川越が出て来る。
いまは町興しか、すっかり観光名所っぽい作りになった「蔵造り」の町並み、その半世紀ほど前の姿。
今よりは地味。しかし東上線て滅多に映画なんかには出ては来ないので、尚更によろしい。
まして川越だもの。おれとしてはうれしいね、やっぱり。けど内容が内容だから川越の
イメージアップにはぜんぜんなりませんな。