國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

日記

今朝、以前手に入れたばかりでうれしさのあまり、ちょいとズボンに引っ掛けておいたが
すぐに姿を消した当のリラックマが、おれのところに戻って来た!そいつは人の手を介して
見つかり、話に拠るとひょこっと落ちていたらしい。
そうか、そんなところに落としていたのか。しかし、屋外だし、よくあったなあ。
しかもちっちゃいのに。ああありがたい。ありがたい。
いい一日の始まりだった。
そして、今日はさらにところざわの方まで足を展ばし、ブックオフを道沿いに見つけ、立寄る。
するといきなりあった。本日の所期の目的、TICAの『Phenomena』。750円。
あら。思ったよりも簡単に見つかっちゃったよ。
ふつうこういう場合、ぜんぜんないか、あっても出て来るのはお目当て以外のものばかり、
肝腎のものに限って必ずない、と相場が決まっているが、
今日は「失セ物ミツカル」の日、よって入手の運び。めでたい。
さてそんなわけで最近なに聞いてるかというとなぜかボブ・ディラン

ジョン・ウェズリー・ハーディング

ジョン・ウェズリー・ハーディング


なんかしばらく前に頭の中に♪John Wesley Harding was a friend to the poor
とか浮かんだのでな。
(滋味深い、実によいアルバムで、おれが言わなくても別にいいくらいの名作ってワケさ!)
これは68年のアルバムで、中で一番有名なのは当然ジミヘンで御馴染み、あちらもいわば
オリジナルと言っていい、「見張塔からずっと」だけど、そういえば、ボブ・ディラン
サイケをやってない。ちょうど67年、サマー・オブ・ラヴの頃にはバイク事故もあり、
その他の事情は知らない、世間から離れていたりもしたが、しかし、影響された連中は
バーズを始め、サイケ真っ只中へ突入。けど、ディラン、考えてみれば、彼の場合、
歌詞で時代を先取り65、6年あたりから既にサイケってたので、そしてその影響たるや、
言うまでもなし、久しぶりに姿を現したら、当時を考えたら、えらく地味で
アコースティカルであってもよろしい算段。
あとそれにキリンジの『スウィートソウル ep』、特に「クレイジー・サマー」をリピート、
そして今日は『Phenomena』を入手後、車中聞いて帰り、いまはキリンジからの連想で
10ccの
びっくり電話+1 (紙ジャケット仕様)

びっくり電話+1 (紙ジャケット仕様)


これが10ccの中じゃ一番スキ。はじめに買った彼らのレコードだし。
特に最終曲(ボーナストラックは無視して、オリジナル盤で)「電話を切らないで」、
これが大好き!というか、そもそもは渋谷陽一がこの曲を推していて、
その影響だったんだけどさ。かつてこれ、買ったのも。