國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

日記Pt.3

そうだ。いまのおれは音楽や映画の話とかしたり、そういう人たちを具体的に知ったり、
なんやかやそんなあんながあった御蔭で自信も出来、ある程度発散して気も落ち着き、
そうしていまはフツーの人、ヤンキー、なんかそういう人たちの生活や人生、
趣味嗜好に興味があるのだった。思いだした。
ちょっと違うかも知んないけどさあ、ナンシー関がいろんな職人や特殊な任務の人
については結構詳しいのに(そういう人たちは雑誌でもTVでもよく取り上げられるから)、
これがサラリーマンとなると一体なにしてるのかぜんぜんわかんない、
みたいなことを書いていて、そう、サブカルチックな人のことはよく知ってるけど、
それはまた自分のことでもあるから、感覚的にも理解しやすいし、
でもそうじゃない人のことの方が考えてみりゃ知らない分、興味もある、
知りたい、とか思う。つーか、おれ、あらゆる人のことに関してたまに猛烈に
興味が沸くことがあるんだよなあ。なんか脳みそが沸騰してんの。そういう時。
街中歩いてても、電車乗ってても、車運転してても、目に入るすべての人の
人生や生活、仕事のことについて知りたくなることがある。
いや、そこにいない世界中の人のことをも。