國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

日記Pt.2

「ダンカ〜ン」でもっとキメたかったんだけど(自分がおもしろければよい)、
なんかもうひとつピリッと来なかったなあ。上記。
思いつかなかったんだよねぇ、今朝。なんも出てこなかった。
結果、苦し紛れ。ううむ。
やはりこれはあれか、おれが松本人志に思い入れがない呪いか。
仕方ない。世代が違うんだ。
それはともかく、この「ダンカ〜ン」を云ってる時の山崎邦正は素晴らしかった。
ココリコの田中が「ダンカ〜ン」のあとはもうなにを言ってもおかしいと云っていたが、
まったくその通り。
板尾もいつもながらに出て来るだけで素晴らしかった。
素晴らしかった、って単にひとり部屋でベッドに寝そべりながら笑ってただけなんだけどさ、
というか、まあおれはなんでもいいんだけどね。
大概なんでもおかしい。他人がそれでおもしろいかどうかは、判断がつかん。
少なくとも、いつもおれひとりは確実にウケてる。
自分で言ったことでも、TV見てて、なんかおかしくっても。
ロバート・ジョンソンが一連のレコーディングをしたのは1936年〜37年。
昭和でいえば11〜12年。彼自身の年齢は25歳とかそんなもの。ぜんぜん若者。
で、アコースティック・ギター1本だけでの演奏、ノイズ混じりのレコード、
そんな印象で、つい、勘違いしてしまうけれど、1930年代後半といえば、
ハリウッドは既に全盛期。映画ではスウィングジャズが大々的に奏でられてもいた時代。
そう考えれば、実はそんな大昔でもないのが判る。
カントリー・ブルース、戦前ブルースといっても、その語感、印象とは違って、
まったくの大昔ってわけではない。
まあロバート・ジョンソンは当時の若手、ヴェテラン勢はも少し上だが、
それとて、たかが知れてる。
既に飛行機に爆弾積んで戦争しようかって時代の話だ。
それに今回久し振りにロバート・ジョンソン聞いて思ったが、こりゃまたえらくポップだ。
そして垢抜けている。都会的、アーバン。
ロバート・ジョンソンが特別扱いされるのはその楽曲の多様さと、クセのなさ
ジョン・リー・フッカーとかサン・ハウスとかを考えてみればよろしい。)、
垢抜けた感じ、そしてポップだからってのも大きいのじゃなかろうかと考えてみた。
保守的な言論を繰り延べると、なにかあれか、税金でもまけてくれるのだろうか。
交通違反しても、大目に見てもらえたりするのだろうか。
いい仕事に口利きしてもらえるんだろうか。
時給に常に200円ぐらい上乗せて貰えるんだろうか。
その他その他、なんかしら優遇してもらえるんだろうか。
ザ・ベストテン」、89年に終わってるんだよなあ。象徴的だなあ。
世の中、こういうことは実に上手く出来ている。
歌謡曲の終焉、J-POPのはじまりについては今までも幾度か半端な記事を書いてもいるが、
一番の変化は毎度毎度で恐縮も今更しない、歌詞の変容、作詞家の消滅。
そして昨今の御説教調、常に前向き、自分捜し、そしてなによりも若さこそがウリの
根拠のない自信、そして上昇志向のJ-POPと今般の選挙結果に関しての床屋政談もあるが、
その手の話は避けるのがおれのダンディズム。
(でも単に面倒くさいだけかも。べつにこれ以上の展開もないし。)