國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

映画

甘い生活 デジタルニューマスター版 [DVD]

甘い生活 デジタルニューマスター版 [DVD]


2500円なら安いよなあ。そのうち買いたい。
でもこれが更に「フェリーニのローマ」とか「サテリコン」だと995円とかですよ。
甘い生活」もそんくらいになんないかなあ。
やっぱ20世紀フォックスとかだと安いのね。
先日の山田太一の「終りに見た街」、なんか懐かしい気がしたのは「NHK少年ドラマシリーズ」、
あの感じがしたせいだよな。なつかしいタイプのSF。
詰めはいろいろ甘いんだけど、そんな小賢しいことはさておいて、心には響くなにものか、
終わりに見た街」だったならば山田太一の戦争体験とそこから来る思い、
そういったものがあって、そこがよかった。訥々と理屈っぽく不器用に語るいつもの太一。
べつにこれに限らない、そういうものが一等肝腎。作者の思いがさ。
(といって作品や完成度をないがしろにしろ、ってそんな極端な話じゃないが、
でも白か黒か、イチかバチか、って話だと思われてしまいがち。世の中そんなもん。
どっちかひとつじゃなくて、もっとゆるゆるであんなんもこんなんもいろいろありがいいよなあー
って話をしてるのに、たったひとつに決め付けてると決め付けられてしまいがち。
でもそいつもまたあり。しょーがねー。)
(おれはまあ、みどころを拾って行きたいんだよな。出来不出来とはべつのことで。
自分の中に喚起される思い、っつかさ。)
お利口さんにあれこれわかった風な口を聞くの類はだからあとまわし。
そんなの、だって、生きてることとぜんぜん関係ないもの。意見なんか実際どうでもいいし、
考え方だなんて、その人のほんの一部でしかないし、それ以外のところがほんとうはほんとうは一番大事。
でもないがしろにされてしまう。思想だか意見だか見識だかなんだかそんなもので判断されてしまう。
間違ってるとか合ってるとかさ、そんなんどーでもいいよ。ほんと。
重箱の隅、突っついて回って時間費やすのなんて、おもしろくねーし。
しょうがなくたって、間違ってたって、たまにヘンなこと云ってたって、そんなん気にせずハグしてやるぜ。
(ハグして欲しいね。おれだって。)
立派な意見じゃなくて、まっとうな思いにこそ共感したい。
そいつが性格わるくてもな。なんとかな。がんばるんだよ。めんどくせーけどよ。
イラついたってキスしてやるし、わらいどころじゃ、ちゃんとウケてやる。
(そんでキスして欲しいし、ウケて欲しい。おれにもさ。)
だってそれ以外になにが必要?
つきあう、ってことだよ。肝腎なことは。コミュニケーション。上手くいったらお慰み。
ヘタ打ったら、2度3度、再度再度やり直すっきりのこと。
たまに手遅れ、お手つき、取り返しのつかない場合だってあるが、
それが人生、そいつも含めて、セ・ラヴィ。
でも最後にはなんもかんも上手く行くのさ、Everything's gonna be alright、
そんなんみんなウソだけどさ、信じてるフリくらいはしてやるぜよ。
WASABI」ははてな見てまわったら、結構評判がよいのでなんか安心。
でもおれ、リュック・ベッソン、未だ「グラン・ブルー」を観たことがないよ。
(監督の人のことは知らないのでパス。)
あと「フィフス・エレメント」、あれ、スキ。(「レオン」観たことない。
それにベッソンがべつに好きなわけではない。どうでもいい感じ。
なのに観たことあるやつ、結構スキってことは、好きなのか、もしかして?)