電車男
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2005/12/09
- メディア: DVD
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映画版「電車男」を観た。
よく出来ててたのしめるけど、やっぱTV版に馴れちゃった後だからなあ。
陣釜さんとか、電車男のともだちや家族、その他その他キャラテンコ盛り、エピソード満載、
ELOの曲もアニメも盛上がったし、お楽しみ度ではTV版だからなあ。
映画版もぜんぜんいいんだけど、ついTV版の方を思い出してしまう。
で、地方版「電車男」ってのは果たしてどうか?と考えたならば
まずもって地方の人は電車に乗らない、これ致命的、みんな車だ。
あと秋葉原もないしさ、それだけじゃない、エルメスのティーカップなんか売ってないし、
ベノアの紅茶なんか更に売ってない。
それだけじゃない、表参道や恵比寿ガーデンプレイスみたいな洒落た場所もなければ洒落た店もない。
服を揃えようにも街道沿いの若者向けの店ぐらいで、見た目はおんなしようなもんかも知れなくても、
ほんとうにオシャレな、ブランドライクな服なんか買えない。
東京まで行けってか?そんなバナナ、吉本ばなな。
そういや、地方のオシャレっ子は一体どこで服を買うのだろう?
オシャレな服飾雑誌に載ってるような服屋なんかそもそもないぞ。
そんなもん、東京のど真ん中にしかない。
街道沿いの店にはレプリカめいた服ならあるかも知れないが、それはまたべつの話。
で、そういったないないづくしの為、地方じゃ「電車男」は不可能、
東京偏重だよなあ、結局ネットも、とかなんとか。
地方の場合、カラオケ、パチンコ、ショッピングセンター、ファミレス、ホームセンター、等々、
なんかそんなところでデートを重ねるのでしょうか。夢がない。まったく。
そんなの「電車男」じゃない。大体エルメスがいないもん。
洒落たビルの洒落たオフィスで洒落た仕事に就いてる女子が。
仕事帰りにフィットネスクラブとか行くような。
地方には帰りがけに行けるようなフィットネスクラブだってないしさ。そもそも。
車で遠回りしていけばあるかも知れない。
でもそれだって地方の、まだそれでも開けてるあたりでのことだ。
なんにもないところにはなんにもない。
それに例えば、飲み行くったって、車だから、そう易々と酒を飲むわけにもいかない。
いつだって運転の心配をしなきゃならない。
(ええと。例によってオチがつかない。よって以上。)