國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

阿部サダヲPt.2

松尾スズキ本上まなみに「黒光り」と言わせたいが為に阿部サダヲ宛と称して
メッセージを寄せていた。
したら目論見通り、本上まなみの口から幾度も幾度も「黒光り」と聞こえて来ていました。
おれが生まれて初めて観た演劇は(中高生とかで学校でなんか観たりしたのを除けば)
今日話に出て来た94年、グローブ座での大人計画「愛の罰」だったので
なんとなくちょっぴり嬉しかった。
(昔から憧れていた「演劇を観に行く」という行為をするにあたり、ともだちもなく、
なんの情報もないまま、その時「愛の罰」を観に行ったのは、なんとなく「大人計画
って名前だけは聞いたことがあったからなのでした。)
阿部サダヲ、トークとかも前に見たことはあったけれど、今回感じたのは思ったよりも
内省的な人だったんだなあ、ってことだった。
なんかおれはもう少し外交的な人かと思っていたよ。
てか、松尾スズキが彼を称して「街中でケータイとかを売ってるニーチャンみたいな奴」
と云っていたのを、おれは鵜呑みにしていたのでした。
職場でF1だのスキーの話が始まると、それに参加しないといけない、
みたいな話はすごくよくわかるなー。
(それと車で行き止まりとかに入ってちゃう、そのささやかなハプニング具合を好む、っていうのも。)
なんかそういうふつうの人の感覚みたいのが共用出来てちょっぴりうれしかった。