國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

アンフェア


はてな見てまわったら、案外に評判がよいのにクリビツ。
そっか。粗筋とオチなんだよな。ふつう気にされるのは。
(さらにオチが気に入らないと、その作品はアウトという決め付けになってしまうこともある。
いい作品の場合、それだともったいない。)
で、「アンフェア」、とにかく演出がひどい。大雑把もいいとこ。
ベタじゃなくて、能がない。頭、使ってない。
だから話の陳腐さが際立ってしまう。
陳腐の積重ねでも、惹きつけられる場合もあるし、その類型の扱い自体が「わかってる」場合もあるけど、
でも昨日見た限り、「アンフェア」、とてもそんなんじゃない。
安い話に安い演出。そして安いセリフ。
しかしそんな中、唯一光っているのが小林麻央
「アンフェア」の演出とセリフに正確に応えている。
これは彼女の代表作になるだろう。
正に彼女のためにあるようなドラマ。
むしろそっち方向でどんどん行って欲しい。
あくまでも小林麻央メインで。
彼女の演技に合わせて演出もセリフもストーリー展開もどんどん進めていって欲しい。
とことんやって欲しい。
そうしたらあれですよ、「スチュワーデス物語」を越える可能性だってある。
小林麻央、おまえはドジでノロマなカメだ!
おまえは平成の堀ちえみ!(主演じゃないけど。でもおれの中ではきみこそスターだ!)
(でも「スチュワーデス物語」は脚本も演出も、しっかりはしていたので、あんまりな展開とはべつに、
「アンフェア」といっしょにしたら、ほんとはかあいそう。)
ああなんかちょっとたのしくなって来た。
気がつくと「アンフェア」、この分じゃ、大ファンになってそう。おれ。