國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

新日曜美術館

Thirty Three & 1/3

Thirty Three & 1/3


泉鏡花記念館、金沢かよ。そんなこったろうと思ったんだ。
観に行けないじゃんか。それじゃ。
本とかぼんぼん読める人になりたいなあ。おれ、だめだもん。活字読むの、めんどくさくって。
いっぱい読んでる人とかえらいと思う。よく読めるよなあ。そんないっぱい。
おれなんかはてなして、はてなして、TV見てTV見て、それで98パーセントぐらい、
自分の時間、みたいのが潰れちゃって、本読む暇、ってか手間、の入る余地がぜんぜんないよ。
でもほんとはいっぱい本読む人、読んでる人になりたい願望が毎日ある。
泉鏡花とかちゃんちゃん読んじゃって、語っちゃいたいよね。
引用とかしたいよね。さらっと。
したらカッコイイじゃん。でも事実は泉鏡花だなんて、一個も読んだ試しのありゃしねー。
で、今日のは「鏡花本」特集。ま、装丁&挿絵ですな。有体(ありてい)に言って。
小村雪岱(こむらせったい)がすっごくよかった。
ぜんぜん知らなかったよ。でも。初めて聞いた。有名な人だよなぁ。とっくに。
こういう場合己の教養のなさに愕然とする。こんな程度も知らんのかyo!!みたいな。
(そんで鏑木清方はおもしろくなかったです。ちょっと生意気なことを言いたいのが人情です。)
そんで小村雪岱って、すげ、マンガっぽいです。
ま、マンガ家の人たちがむしろ影響を受けて、ってことでもあるのかも知れないけど、
でもそれ以上に描線、風景の省略の仕方、色遣い、遠近のつけ方、その他がマンガ。
いいなあ。小村雪岱。まとめて観たいね。