國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

日記

今日、帰途、クライスラー社のネオンがおれの前を走っていた。
なんとまあめずらしい。こんなもん乗ってる人いるんだ。
車体に「NEON」と見えて、ああなんか聞いたことあるなあ、数年前に話題になってたなあ
でもその後ぜんぜん見かけないなあとそんなことを思っていた。
で、さきほど調べたら日本車に対抗する為に開発された日本車もどきなのでした。
そういやそんなだった。少し記憶が甦る。
さて結果は当然芳しくなく、今日みたいにほんとに乗ってる人見ると、
めずらしい気のするのもこれまた当然の結果。
「アンフェア」、いよいよゆるくなる一方。もうどうでもいいクラス。
なんてーか、エンターテイメントで、ラクにたのしく見せるといっても、
ならば尚一層それなりきに作って欲しくあるのが人情。
その点「喰いタン」はきっちりとエンターテイメントしてて気持ちいいや。
「アンフェア」みたいに「24」のなり損ないよりは。
実はアンリ・ルルーのキャラメルの感想など書きたいが、食い物の表現てむずかしいね。
やっぱ彦麿呂はえらいや。
で、キャラメル。あと一粒。CBS。
でもカシス、パッション・フルーツ、フランボワーズ、そいつらも美味かったなあ。
気づくとなんとなし次に手が伸びてしまう。で、気づいて制する。それを繰り返した。
食い飽きない感じ。もっと欲しくなる。もっともっと欲しくなる。
これ、おんなじ味で、コンビニで一粒百何十円とかじゃなく、100円で20粒とかで売ってくんないか。
たのむわ。セブンイレブン。
もうあちこちセブンイレブンホールディングスの看板だらけなんだから、そんぐらいのこと出来るだろうよ。
キャラメルはちょっと粒粒が口の中に残る感じで溶けてゆく。その食感がクセになる。
味が最後に口の中に拡がるのが心地好い。
それほど硬くはなく、若干歯にくっつきながらそろりと溶けてゆく感じで。
ああいいな。アンリ・ルルー。
これって、サロン・ド・ショコラみたいなお祭り騒ぎの時っか売ってないのかなあ。
まあ売ってたとしても、そうは買えないけど。高いし。なんといっても。
16粒で1890円のキャラメルなんてカネ出すやつはバカだよ。ふつうに考えたなら。
でも買っちゃうんだなあ。ムードに負けて。
しかしおれも3日間もサロン・ド・ショコラに通ったが、あれ、新宿だからだよなあ。開催地。
あれで渋谷とかだったら、まず行って一回きりだ。
新宿はやっぱ行き易いよ。おれには。
いまはもう仕事も住まいも埼玉の奥の方だから、都心にゆくのもちょいと手間だけど、
それでもとりあえず都心へ出るとなると、まずは新宿。
それに今回はちょうどショコラ祭りの時に3連休で、しかも家の中にはいたくはない、
とにかく出かけたくてしょうがなかったので、それはいつでもそうで、
出かけないのはカネがないとか、疲れてるからとか、時間がないからとか、そんな類の場合、
基本的はおれは毎日でもどっか行きたいくらいだ。
出不精の人の気持ちが微塵も理解できない。
でもいっしょに出かける相手に大概事欠くおれは、ひとりで出るが、
でもほんとはいつだって、誰かといっしょ、もちろんそれは女性である方が望ましい、
けど、やっぱ一人で出かけて一人で一日が終わる場合ばかり。
人と口を聞くのは、いまは実家住まいだから親、そして職場でだけ。
それ以外だとまずない。ゼロではないけど、限りなくゼロに近い。
いつでも電話掛けて呼び出したり、呼び出されたり、そういうのすごく憧れる。
年齢からすればそんなことのないのもあたりまえとかそういうのはひとまず措いて。
そんなわけでしゃべる相手もふだんいないので、こうして毎日のようにいっぱいこんなところに
書くようになってしまう。ケチな毎日だ。つまんねえ。
ネットなんてモテないやつ、ともだちいないやつがやるもんだ。つまりおれか。
おれも女性にウケはするがときたま、しかし、それとつきあうとか、知り合うってのはまた別もんだ。
人と知り合う能力に欠けている。仕方がない。あきらめられることでもないが。
これでも随分とマシにはなったのだけれども。
でもこんなゼロよりはマシ、みたいな生活じゃぜんぜんやだ。
だってつまんないもん。どちらにしろ。
職場や親との会話以外のおしゃべりがしたいよ。毎日でも。
ともだちというか、恋人というかね。
そういうのがデフォルトである人がいつだってうらやましい。
こんなネットになんかつづったり、ネットがあるからそれでも辛うじて人と知り合ったり、
つきあったりする可能性も少しはある、くらいじゃぜんぜん物足りない。
でも無理だ。もっと若ければ、軌道修正して、それからもなんとかなる確率は高いが、
三十も何歳か過ぎて、それで見よう見まねで人づき合いとかしてみる程度じゃたかが知れてる。
それでも随分とマシなんだけどさ。15年前とくらべたら。
でもそう思ってもそれだけじゃ満たされない。心はいつだって貪欲だ。
ああせめてもう15歳若ければなぁ。そしたらもっとなんとかなるのになあ。
おれからだってアプローチしやすいし、向こうからだって、気安い(来易い)だろう。