國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

You Tube

いつまでこんなことがつづくのかわからんけど、とりあえずいまんところはいっぱいたのしめることはたしか。
そいで念願の「今夜は最高!」が見れたり御蔭でしたが、20年前のタモリ
いまのおじいちゃんな味わいとは違って、ギラギラしてんのね、ベシャリ具合とかさ。
意外、というのもヘンなんだけど、いまのタモリに馴れきっちゃってて、
もうずっと前からそんなんだと思ってたよ。いつの間にやら。
それと見れた「今夜は最高!」、ゲストが野田秀樹で、タモリにやばいファンとかいるでしょ、
そういう女は必ずベレー帽被ってる、とか云われて応えて曰く、
ベレー帽は始めっから近づけないと野田秀樹
「今夜は最高!」、べつにそんな特別おもしろいってわけでもないんだけど、でもやっぱね、
タモリが出てて、ゲストがいろいろで、なんとなく見ちゃってたなあ。当時。
番組としてはフォーマットが古臭くて、なんていうか「光子の窓」とかそういうセンス、
ミュージカル、そしてアメリカの映画やヴァラエティー番組への憧れ丸出しで、
ジャズってのもあるか、最後に男性ゲストが女性ゲストに声を掛けてタモリが振られる
ってパターンも今回のYou Tube見て思い出した、ちなみに女性ゲストは浅田美代子だった、
なんかそういうのも古典的、だって時代は既に80年代だしさ、そんなことはともかく、
できればこれで四谷シモンがゲストの回とタモリが「死刑台のエレベーター」録音中の
マイルスの真似してるやつが見れたら本望。
で、こうしてあれこれいろんなミュージシャンのめずらしい映像とかいっぱい見れて、
あらためてわかるのは、そんなに映像がやたらと見たいわけでもないんだなあ、ってこと。
そりゃ見れればうれしいには違いないけど、そのうち見れなくなっちゃったとしても
あんまり感じないと思う。結局、音が聞ければ、それも出来のいい、思い入れのあるものが、
ふだん、聞けていれば、映像はほんの付け足しなんだなあ。特には要らない。意外と興奮しない。
ファンカデリックの69年のTVかなんかの結構長い演奏とか聴いてれば、興奮はするけれど、
でもそれはあくまでも演奏がカッチョイイからであって、映像が見れること自体には
実はそれほどには興奮してはいない。今後見れなくなっても惜しくはない、っていうかさ。なんかね。
オザケンのとかはまたちょっと別で、音楽というよりも当時の空気というか、自分がその頃
なにやってたっけ、みたいなノスタルジーで感応してる部分が大きいので、おれは当時、
小沢健二とかべつに気にしてなかった分、なんというか余計に、それに「恋しくて」と
「春にして君を想う」はおれにとっては初めて聞いた曲だし、簡単には手には入んないし、
だから音源があれば、映像そのものは付け足し。つまりは。だと思う。自分で。
(ああそうか、あと、おれ、そもそもからしてマニア心とかないし、ボーナストラックなんか
余計だとしか思わなかったりするぐらいで、あんまし細かいもんとか、めずらしいものへの
執着みたいなのが元々ない、ってのもあるか。デヴィッド・ボウイの「Space Oddity」の
いかにもボウイらしい映像、それもぜんぜんカネ掛かってなくて「GC」ってロゴのある
キャップ被って、同じくTシャツ着て、それで「Ground Control」ってことだ、なんつうか微笑ましい、
そんなもん見れるのもわるくはないが、あとなぜかクール・キースのPVが結構なヒット数だったりして、
そういうのも意外、それでデ・ラ・ソウルとMFドゥームのスタジオライヴはカッコよかったです。
実はMFドゥームって聞いたことないんだけど、でぶっちょでした。それも意外。おれにはね。
知らないし。大して。顔はお面被ってたけど。
あと椎名裕美子ちゃん。かわいかったし、それになにより歌が上手いの。ほんと。15歳の彼女。ringo。)
(そういえば椎名林檎ってセックスの歌ばっかりな気がする。大して知らなくて云ってる。)
(あと15歳の彼女、歌い方にいまみたくヘンなクセがなくて、ちょっとよかったなあ。)