國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

自然

自然がちっともやさしくはないので、人間は抗するに文明を必要とし、
しかしもし人間がそもそもから賢かったら、文明さえ必要なく、ただ自然を受容れ、
病気も天変地異も死もなにもかも、あるがままに受けとめているはずで、
そしたら人類はなにもしなくとも始めから幸せで、いや、そもそも
「幸福であろう」とすら思うことなく、ただ生まれ、ただ生き、ただ死んでいただろう。
とゆうと、ええと、この先も少し展開というか、収束があるんだが、
ことばを紡ぐのが面倒になって来た。だからまたそのうち。
(でもなんとなく云いたそうなことはわかるでしょ?)
(汲み取ってもらって、なんかもっともっと上手にまとめてください。
あなたの中で。イン・ユア・マインド。)
つまり人間は賢くはないわけで、それ以前に単に数多いる生物の一種でしかないし、
動物である以上はその制約を充分に受けているし、
本能、というかあらかじめの仕組みがどうしてもあり、それなのにことば、
というか思考というものがあって、なおその上に文明も築かれることにはなって、
事態はますますややこしく、「倫理」とか考えなきゃならなくなったが、
それ以上にやること、やれることが増えて「倫理」だの「規則」だのが物事がややこしくなった分、
更にこむずかしくなり、その一方で「倫理」や「規則」に反することもまた増えてしまい、
もうまったくなにがどうなってんだか、どうしたいんだか、
大体、始めの時点でどうしたかったんだか、もうこれがさっぱりわからなくなるばかり。
落しどころをめっけたいトコだが、そんなのは無理。だって各自やってることも、
やれることもバラバラで、それでいて、各自が互いに影響を与え合い、関係があるので、
あわあわ云ってるうちに、自分の死ぬ順番が来るだけ。だからいったいどうしたいのさ。
おれは。人類は。
どうしたいって希望があったって、できるもんじゃないし、いったいねえ。
どうしましょ?ねー、ムーミン。