國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

80年代

夜 [DVD]

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やった!SHOW-YA
限界LOVERS』!
(こうして聞いてみても曲に覚えがない。タイトルしか知らなかったのをあらためて確認。)
(でも「限界LOVERS」って曲名史上一位だネ!)
椎名林檎の漢字+英語はSHOW-YAの影響なんだ!)
(英語部分をカタカナにしたのが新機軸!きっと!おれがいまキメた!)
GO-BANG'S!も!
GO-BANG'S - あいにきて I Need You!』!
Christopher Cross - Arthur's Theme
これは無茶苦茶いい曲で、いまさら言うまでもないが、クリストファー・クロスといえば
この美しい曲、美しいファルセットと相反するルックス。
当時はゴーバンズでもSHOW-YAでもなんでも、いまでいえばJ-POP、そういうのがきらいできらいでさあ。
レンタル屋に勤めてる時はそういうのばっかし貸し出してたわけで、なんでこんなもんみんなして聞くんだ、
もうヤ!ウンザリ!とか思ってたもんじゃった。バイトの子たちもそんなんだけが好きでさー。
なんかなー、ロックもどき、みたいな、ある種のくさみが耳についてついて。昔々。
ほんとヤだったんだけど、いまならばわりかし素直に聞ける。
で、SHOW-YAもわるかないけど、でもゴーバンズ、いいじゃんいいじゃん。ぜんぜんふつーに。
(当時としては異例なくらいにPVもよく出来てるじゃんか。まだ日本じゃPVもそんな盛んじゃなく、
大体作っても放映するような場所がない、それじゃプロモーションにならない、
音楽番組は「ミュージック・ステーション」以外全部消え去り、CMとのタイアップとか
そんなんじゃなきゃ曲も中々売れないとかなんとか云われていた頃。歌謡曲が瀕死。
流行っていたのはそんなこんなのプレJ-POPな頃。
特にプロの作詞家が死滅し始めた頃。最後の作詞家が秋元康となったとはあとから気づき。
そして音楽市場が若者一辺倒になっていった頃。)
それで当時はぜんぜん気がつかない、ってゆーか、気にもしなかったんだけど、
例えばGO-BANG'Sの森若香織はおれと同じ63年生まれだったり、おニャン子の初期メンバー、
なかじーとか新田恵理とかそのへんて、66年とか67年生まれとかでおれの妹とほぼ同学年とかだったりなんだよなー。
だからどーした、って云われても返事もしようもないんだけど。
ただその頃はひとづきあいってもんがまるきりなかったので、特に自分と同世代の人間がいまどこでなにしてる、
みたいな発想も情報もなくって、せいぜいがTVに出て来る人たちで、それでいて自分がまだ若かったせいも更に重なったのか、
芸能人とかでも自分と同世代なんだ、この人は、みたいなことも一切考えることがなかったんだよなあ。
それがいまとなっては自分と同世代ってことをやたらと気にするようになった。年食った、ってことでもある。そんな顛末。
なんつーかさー、おれ、二十代とか、要は生きてなかったんだよ。せいぜい死んでない、って程度。
誰とも具体的な関わりがなかったし、プライヴェートってものが存在せず(ともだちもなにもいなかった)、
生きたまま死んでた。死んだまま生きてた(・・・ってフレーズが云いたかった)。