國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

コミさん

Julie London − Misty
映画評っていえばおれはコミさん、ずっとたのしみにしてた。ハスミンとか読むようになったのずっとあとだ。おれはずっとずっとコミさんだった。コミさんは厳しかった。辛口とかそういう安いのじゃない。「通俗」をきらってた。許さなかった。「あまい」ってゆってた。それっぽいだけで、その実下衆な映画には。


コミさんもいない。
カート・ヴォネガットもいない。
ジョン・レノンもいない。
さみしいよ。
マシんなるかなー?この世界は。
いつか。