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チェイサー ディレクターズ・エディション【初回限定生産2枚組】 [DVD]
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上記3本など最近観た。
「秘蜜」は韓国映画で、パッケージとタイトルはいかにもそれ風に、レンタル屋で気を惹くべくなっているが、中身は基本、オフビートなスタイルで(最後にそれまでの登場人物が勢ぞろいして、それぞれがコメントをしたりする。たとえば)、会話劇、軽くてさらっとしてて、でもメッセージも伝わって来て、観てて気持ちのいい映画。でもちゃんとエロはエロでちゃんとエロい。セックスシーンとか、すごくいい。いやらしくって。セックスや恋愛を気負わずに、けれど真摯に描いてる。
おれはあれだな、主人公の男の子がクルマのボンネットの上に寝転がってるショットとか好きだったな。そこ、なんかいちばん画として印象的に憶えてる。あと、主たるカップルの女性側のともだち、陶芸やってるメガネ掛けてる細っこい女性、彼女が気になった。一度だけ風呂場で(自分の妄想の中で)裸になり、貧乳を晒しているが、それ、よかった。彼女には惹かれた。まるきりタイプってわけではないが、でもタイプ。
「GSワンダーランド」でなにより印象的だったのは出てくる人間の髪がことごとく真っ黒だったこと。そこがよかった。ああちゃんと黒くしてる、って。いまは髪を染めてるのって、まるきりフツーんなっちゃったからなー。むしろまんま黒い方がめずらしいくらい。それでもって、映画、よかったです。会話も登場人物も音楽もカメラもなにもかも実によく出来ている。こういうレベルの高い映画がぽんぽん作られてて、なんだかフシギだ。そんなに出来のいい映画がいまさらこの世界に必要なんだろうか?みたいな。いい映画はもう充分ある。飽和状態、いやとうにそれを過ぎている。でもさらに作られてゆく。増殖。
「チェイサー」ははじめのうちよかったんだけど、後半、そのあまりの通俗っぽさに気づいてしまい、なんだかガッカリしてしまった。そういう映画ってたまにある。はじめは期待を持って観ていて、おおすげぇいーじゃんとか思ってんのに、そのうち違和感を持ち始め、モヤモヤして来て、それでも気づかないフリをしてるんだけど、自分にウソをつくには限界があり、ああこれは通俗なんだなあ、そうなのかあ、ってなってしまう。この場合、おれのいう「通俗」というのはしかし、一種特殊な遣い方、意味合いなんだが、メンドウなので解説はこの際省略。ってか正直たぶんできない。うまくは。ちなみにコミさん(田中小実昌)が「通俗」と映画を観て評する際にたびたび遣っており、それにちなむ。
あとそんであれだ、登場人物のマヌケでサスペンスが生じるの類、観てて一番イライラする。それの最たるものが「アルマゲドン」で、観ててあんなイラつく映画もなかった。ああもぉ!みたいなぁ〜。
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