國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

珈琲時光

まだいくつか書きたいこともあるが、忘れてしまいそうで、そんなことよりもこれから近所の
シネコン行ってレイトショーで「インファナル・アフェアー 無間序曲」を観て来るつもりなのだ。
こうしてひとつの映画の事、書ききらぬうちにすぐ次の映画を観てしまって、結局、感想書くのは
書けるのは、その時、時間と勢いのあるうちだけ。ほんとは気に入った、あるいはなにかしら
連想なりするところのあるものについては微に入り細を穿ってシーンなり、着ていたものなり、
そこに映っていた場所についてなり、ともかくトリヴィアリズムにわざわざ陥ってこそ書いても
みたいが、もし時間があっても結局は書きゃしない。そんな才がない。でも気持ちとしては
そうして映画に淫してみたいと常々思ってはいる。それが映画観た後のオシャベリ、それも
余すところなく、つまりは映画を観る楽しみ。そしてまた人の気づかぬ、忘れちゃってるモノ
についても語りたいじゃんか。それで、おれとしてはとりあえず「ミレニアム・マンボ」と
珈琲時光」、双方の映画、「ミレニアム〜」のスー・チーが同棲している部屋と「珈琲時光」、
一青窈の住まうアパートを細かく検証してみたい。出来ないけど。面倒で。つまりはダメって
ことだが、それはともかく、「珈琲時光」の一青窈の部屋のカーテンが気になってたなあ。
映画観ながら。薄いのとドレープの二重になってて、なんかあれよかったな。いや、よかったから
気になったのか、なんなのか自分でもよくわかんないや。いやいや、でもあのカーテンが映って
いるのを観るのが楽しみだったことは確かだ(映画がいい場合、映ってるもの全てが
よくなるんだけど、それはさておき)。あと地味なクマ(?)のぬいぐるみも気になった。