國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

日記Pt.2

世の中を変えるのはしばしば技術的要件、文明の発達で、食い物に困らなくなるとか、電気を
使うようになったとか、そういった類のことで、でも「変える」といった場合、必ずしも
いい意味合いばかりじゃないのは言うまでもないことで、便利はあらたな不便を引き起こしも
するので、大概厄介が増すけど、でもよくなりもすることも多くある。あらゆることが、
予測もつかず「変わる」。
以前書いて自分でも上手い言い回しだと思ったのが「サム・クック聞いても音痴が直んないように、
いくら本読んでも頭はよくならない」ってやつで、思想とかって、結局、世間からしたら
数少ない、ほんの僅かな人たちの頭の中身さえ変えられない。変わるのはほんの一部才能に
恵まれた人たちで、そういう人たちはハナから資質に恵まれているので、この場合、
「変えた」とも言い難い。
高尚な思想をいくら展開しても、実際の世の中はまったくにばからしい、頭のわるいことで
まわってるので、だとしたら、思想とかって、一体そういう世の中にどうリンクしている、
いくんだろう?それが最近気になること。