國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

湯川潮音

湯川潮音

湯川潮音


新譜、ちょっと聞いて見たけど、なんかふつーにギターなアレンジとかになってて、正直物足りない。
彼女の声を生かすんだったら、電子音とかでいいんじゃないのかしら。
基本的にアカペラで、アカペラがいいくらいなんだから、トラックはいっそテクノか、
じゃなくてもチェロ一本でもカリンバ(よく知らないけど、なんかそれっぽいので
名前を出してみた。通っぽい感じを狙いました。)でも、
その他なんか奇抜なアレンジとかでも行けるよなあ。
その方が声が生きやしないかしら。
そんなちゃんと聞いてるわけでもないので、あれだけど。
とりあえずレイ・ハラカミで。
(って、おれもそんないろいろ知らないので、ワンパターンは承知で知ってる限りの名前を出してみました。)
(あとまあ商売上、こういう方がウケがいい、みたいなのもあるのか。)
(でもちょっとつまんないよ。これじゃ。わるかないかも知らんけど食い足りない。)
(特にドラムがふつーにパタパタいってるのがつまんない。)
(彼女ならばどんなトラックでも歌えるだろうに。)
(てか、おれ、「えー、ロックぅ?!」って気持ちがあるからなあ。常ならず。)
(昨日ピロウズの話とかしときながら。いや、ふつーにスピッツでもくるりでもいいとは思うんだけど、
でもなあ、そうはいっても、もう「ロックいいよ。要らない。」って気持ちが強いもん。
そして湯川潮音みたく、ちゃんと声を持ってる人だったなら、ロックを基本とした
サウンドになんかして欲しくないんだよな。ロックなんかださいじゃん。正味な話。いまさら。
根がロックっ子のおれが言うんだから間違いない。まあこうして聞いていればけしてわるくもないし、
好きにもなっては来てしまうんだけれど、でも「ロック」なんかに納めちゃうには彼女の声が勿体ない。
だからトラックはネプチューンズで、ってそれもちょっともう時代遅れだし、
メジャーなもんしかおれは知らないのでなんだが、それはともかく、最近のアメリカのヒット曲なんか
平気で電子音の、それだけ取ったならまったくに前衛的なサウンドにポップなメロディーと
歌が乗ってたりして、それでいてヒットしてる曲なんかいっぱいあるわけで、そんな時代に、
いまさらこんなロックを基調にしたサウンドに彼女の声を乗せなくてもとか思っちゃうもん。)