國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

日記

紅茶を飲みたく思うが、まだ今日など蒸暑く、けれど気持ちは既に冬の寒さにいっている。
ティーポットを買いたい。
午後ティーでさえ、昨今そんなに飲むわけでもないのに。
この前の伯母の家で飲んだ紅茶の印象が強いあまりに。
しかし先日の伯母のマンションでのアフタヌーン・ティー話、いったいどこの中産階級かと思うよな。
現実は泥臭い。でも大したことはない。
こんな人生も生活も望んだものではないけれど、選べるものでもないので、ともかくこんな風だ。
夢を見ることがもうつらい。
現実逃避をすること自体に虚しさを覚えてしまうので、もう映画もなにもだめだ。
ストーリーがあることがつらい。
そんなわけでせめて音楽聞いて慰める。マイ・マインドを。
音楽なら時に昂揚するし。感傷的になれば少しはラクなこともある。
物事が上手くいかなくなると迷信深くなる。自分で細かいジンクスをその場でつくり、守ってみたりする。
意味ない。実行力がないことのごまかし。
この世界に居場所はないのに、自らの欲望は正にこの世界にしか向いてない、
そのむなしさは埋めようもない。
Luther Vandross- Stop to Love
なんかなつかしい風がする。PVとか。それがおれには甘く切ない。
Joao Gilberto and Antonio Carlos Jobim - Chega de Saudade
シェーガ・ヂ・サウダージだよ。云うことないよ。