國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

映画

檸檬のころ [DVD]

檸檬のころ [DVD]



今日はそんなわけで映画2本見た。
「檸檬のころ」と「俺たちフィギュアスケーター
「檸檬のころ」は前から見よう見ようと思っててずっと延ばし延ばしんなってたやつ。
それがつい先ごろの『CHE.R.RY 谷村美月』に促されて、おぉそーか谷村美月出てんのか、みたいなノリで見るキッカケができたんで今日見ることになった次第。
したら、あれだ、はじめの10分ぐらい、前に見たの、思い出した。けどそんときはほんと出だしだけ見て、それで返却しちゃったんだよなぁ。そういうことはよくある。気持ちがあっちこっちしてるとDVD通して見るのも中々できない。でも今回は『CHE.R.RY.』の御蔭。
ほいで、見始めたら、おれすっかり谷村美月のこと忘れてて、音楽ライター目指してる子がかわいらしーなー、なんかわかるなー、とか思いつつ見てて、最後、クレジット見て、あーあれが谷村美月だったかと気がつく始末。(以前おれは最後、クレジット見るまで「メゾン・ド・ヒミコ」の主演女優が中谷美紀だと思い込んでた過去があるからなー。。。)
でもともかく彼女、よかった。つか、映画よかったしな。そもそも。
彼女のこの映画でのいじらしい感じとか、書いてみたいが、シーンに沿って書けばいいんだが、具体的に書く体力がいまはない。残念ながら。
クラス投票で音楽ライター諦めさせられるのとかよかった。そこでの仕草や表情とかさー。
まーそんなんがいくつもあるんでほんとはいちいちちゃんと抜き出して書かなきゃしょうがないんだが、手を抜かせてくれ。お願いだ。
ほいでまー、男の子たちとかもみんないいわけですよ。
あとライティングとか、カメラの位置とか、なんちゅーかオーソドックスにちゃんと抑えるべきところは抑えつつも、狙ってる感じで撮っていて、セリフの区切り方やらなにやら、みんなちゃんとしてんだよなー。よかった。
最後の方、少しエロティックな感じが匂わされると(それまではそういうトコはない。意図的にない)、キャメラが斜めになって、据置きで長いシーンになるんだけど、それなんか狙ってる、ハッタリ的な演出だのに、でも的確。それっかない。そういうの、いーなー。
ほんでしたらあれだよ、これってば監督、女の人かも?とか思ってたら思惑が当たって、やっぱ女の人だった。
岩田ユキ
気のせいか女性監督に著しく欠ける邦画界もなんかようやく女性監督が増えて、あるいは活躍する機会が増えて来た気がする。
邦画界って、ほんとホモソーシャリングだったからさー。
おれ、女の人が監督してる映画が前から見たかったんだよなー。
体内時計+ (ポプラ文庫)

体内時計+ (ポプラ文庫)


ほいで昨日立ち読みしたこの本がよかった。
「体内時計/寺島しのぶ
まー彼女のこれまでを振り返ったエッセイ集だ。
文章よかったなぁ。