國家は私達から、乙女の夢まで、取上げてしまふのでせうか。

ペーパームーン

ペーパー・ムーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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昨日見た。生まれて初めて。
ずっとディープフォーカスだった。オーソン・ウェルズになんか関係あるんだろうか?
ペーパームーン」見て、石立鉄男が「ち〜ぼ〜!」とかいうやつの元ネタがわかった感。直截にはこれを下敷きにしてんだなー。松木ひろし(脚本)。
あーでも「パパと呼ばないで」は72年かあ。まーいーじゃない。どっちにしろハリウッド映画を下敷きにしてるんだゎ、松木ひろし。「ペーパームーン」自体、そうなんだろうし。
パパと呼ばないで DVD-BOX I

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そうすると石立鉄男は日本のライアン・オニールなのか。といって、それがどういう意味合いを持つかと問われても返答に困る。ついでで云ってみただけだ。
昔、大学生の頃、映画のこと、殆ど知らず、大井武蔵野館で「ラストショー」とか見たりしたが、見て、いつ頃作られた映画かわかんなかった。白黒だったし。映画鑑賞的に初心(うぶ)だった、あのころ。。。
あと「私が・棄てた・女」も、なんも知らず見て、いったいいつの映画か(製作されたのが)、わかんなかった部門第一位。その自分のうぶさがなつかP。
あと昔は映画ってのは途中からでもヘーキで見るものと相場が決まっていたので、「甘い生活」をほぼラスト、海辺にでかい魚が打ち上げられてるのアタリから見たもんじゃった。それが初見。「甘い生活」の。
甘い生活」もラストはその不気味な思わせぶりなお魚と少女が出て来て、お話ってのは「甘い生活」より遥か昔からエヴァンゲリヲン1Q84に至るいまでも「無垢な少女」で決着をつけると相場が決まっておるのじゃ。
で。
ペーパームーン」、撮影秘話的なやつ見たら、ボグダノヴィッチ、オーソン・ウェルズと当時おともだちだったんですって。おれのカンは当たるねー、ってか、この年代で映画マニアでしかも35年を舞台にモノクロで映画撮るとかって時点で大概そんなもんなので、カンがいいとも別に云えない。
でもすごいね、ボグダノヴィッチって「ペーパームーン」以降、ほぼなんもなくて、ほとんど映画も撮ってないし、なんだったんだろう?って感じだよなー。あとどうして食ってけたのか、そこらへんがフシギ。
そういえば「ラストショー2」とかあった。見てないけど、もっぱらの評判は「やっちゃった・・・」って感じだったし、アタんなかった。
あー、テイタム・オニール。彼女は魅力的だった。ほんとたしかに。劇中、彼女、タバコ喫うとか、いまだとないなー。人殺すのより、シートベルトしてないことが気になるし、気にされてしまうのが世の常、人の常。
あと常に忘れるが、いったいいつから映画の中でシートベルトするようになったんだろう?ってテーマがおれにはあるが、年代別になんかクルマのシーンのある映画見てけばいーんだよな。でもそんな手間は。。。